夜のつづき   


夜は歩くのにふさわしく
どこまでも

やわらかい道が沈んで 黒く
踏みしめることがおぼつかないまま
伸びていく その続きのまま
どこまでも

一人でいることが
かぎりなく押し寄せてくる

霧のように寄せては返し
寄せては返す陰を抱きとめ
黒のいちばん深い底に放して流す

見あげれば
藍いろに広がる空の真中に
淡い月が埋めこまれたまま
あいかわらず顔いろはすぐれず
ぼんやりと物憂い

夜の底に足音を忍ばせ
思うことと願うこと
かぎりなく
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by hannah5 | 2009-01-09 16:29 | 作品(2009~)

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