米寿の母
2009年 05月 11日
歓びもはた悲しみもよはひ古り語らぬ母となり果て給ふ
衰へてなすべなき母のもと辞すと白髪(しらかみ)ねんごろに梳きて訣れ来
老弱の母に口寄せまた来むとつらきわかれは言ひて去りつも
(小浪歌集 『水音』 「米寿の母」より)
※
きのうは母の日でした。
母が何歳の時に作った歌かわかりませんが、自分の母のことを思って作った短歌です。
祖母が暮らしていた丹波の家も一昨年叔父が亡くなって、今は無人の家になりました。
by hannah5 | 2009-05-11 13:23 | 『水音』