現代詩の合評会 ~ みんなで読み解きをしてみよう その3   


9月13日(日)、秩父のポエトリーカフェ武甲書店で現代詩の合評会がありました。講師は光富いくやさん。

合評会のメニューは正午のランチからスタート、午後1時から現代詩の読み解き、その後、参加者の作品の合評会が行われました。参加者は5名(初参加2名、初回から続けて参加3名)でした。

メニューA: 現代詩の読み解き

今回は光富さんが自分の作品「平野」と「岬」を朗読し、解説した後、参加者が作品について意見と感想を自由に述べ合いました。両作品とも4行詩の短い作品ですが、読み手にさまざまな思いを抱かせる作品で、活発な発言がなされました。

メニューB: 参加者の作品の合評会

現代詩の読み解きの後は、参加者の作品5篇の合評会でした。初めに参加者が自分の作品を朗読、その後光富さんが作品の解説と感想を述べ、参加者が自由に意見を述べ合いました。途中から参加者の作品朗読、全員による意見交換、その後、光富さんが解説と感想を述べるという形に変えられました。作品は石川厚志さんの「が ないからだ」、はんなの「夜の間に機を織る」、したらきよしさんの「親父の背中 背中の親父」、堀口恵子さんの「手のひら」、Taskeさんの「無言の子供の瞳」でした(合評順)。最後に再び光富さんが自分の作品「バラ線」を朗読し、解説を延べた後、参加者が意見や感想を述べ合いました。

合評会の後は詩や詩作についてのそれぞれの思いや質問、疑問など、自由な意見交換がなされました。


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「現代詩の合評会~みんなで読み解きしてみよう~」は今回で3回目ですが、常連になった参加者と少し緊張気味の初参加者がそれぞれの作品を持ち寄り、作者の世界観や思いを語り合い、作品の背後に広がる世界を皆が平等に知る醍醐味は詩の合評会ならではのものだと思います。1篇の詩の前では誰もが平等であり、合評会はさまざまな社会的立場や背景に影響されずに参加できます。

講師の光富さん、武甲書店の坂本さんご夫妻、参加者の皆様、おつかれさまでした。今回も楽しかったです。







光冨いくやさんのプロフィール

1967年生まれ。横浜詩人会会員。日本詩人クラブ会員。狼編集室・編集発行人。詩誌「詩と思想」で詩、エッセイ、ネット時評、書評、詩誌「狼」、「横浜詩人会通信」、「神奈川新聞」等で執筆。2001年、詩集 『サイレント・ブルー』 (土曜美術出版社出版販売)で第33回横浜詩人会賞受賞。2008年、詩集 『バード・シリーズ』 (新装版・選集/狼編集室)等。アンソロジー「詩と思想 詩人集」(土曜美術社出版販売)、『未来への軌跡』(横浜詩人会)。国民文化祭現代詩大会入選・入賞。ネット投稿サイト「文学極道」で実存大賞他。横浜詩人会賞選考委員。来年3月から「詩と思想」詩誌評担当予定。

光富さんのブログ: 詩という生活
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by hannah5 | 2009-09-14 13:24 | 詩のイベント | Comments(0)

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