日本の詩を読む   


「日本の詩を読む」と題して4回にわたり野村喜和夫さんが講義されることになり、昨日はその第1回目でした。場所は池袋にある淑徳大学サテライトキャンパス。講義の内容とスケジュールは以下の通りです。

11月20日(金) 吉岡実
12月 4日(金) 鮎川信夫
12月11日(金) 田村隆一
12月18日(金) 谷川俊太郎
* いすれも午後7時~8時30分

早稲田大学でも講義されていて、常々野村さんの講義を聴きたいと思っていたのですがなかなか機会に恵まれなかったので、夕べはとても興味深く楽しかったです。夕べ読んだ作品は吉岡実の「静物」という詩。最近は詩論や詩学ばかり論じられ、詩そのものを読む機会が減っているので詩を読みましょうと言われて、「静物」の作品をじっくり読みました。ふだん著書や詩集の中でしかお目にかからず、たまに朗読会に行っても離れて聴いているだけなので、直接野村さんに質問したりお話することがありませんでしたが、夕べはここぞとばかり(ミーハー的私が炸裂したし)いろいろ質問しました。(阿部定事件まで引っ張り出してきて、受講生の方たちから顰蹙を買ったかもしれなかったです。)野村さんからは打てば響くように答えが返ってきて、そういう質疑応答のやり取りが好きな私は大満足でした。

講義の後は思いがけず皆で食事でもというお誘いを受け、仔猫が待っているから講義が終わったら一目散に帰ろうなんていう気持ちは吹き飛んでしまい、ほいほいと野村さんの後にくっついて1階のライオンに行きました。気さくにいろいろお話してくださり、真面目な話からややエロっぽい話まで、丁寧に私たちにお付き合いくださり、本当に楽しかったです。

次回は12月4日。夕べの講義で用意された吉岡実の作品を全部読めなかったので、鮎川信夫は見送り、引き続き吉岡実の作品を読むことになりました。次回読む作品は「タコ」と「薬玉」です。






野村 喜和夫(のむら きわお)

1951年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。
戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の最先端を走り続けるとともに、小説、批評、翻訳、比較詩学研究などにも執筆の範囲を広げている。その詩はフランスのPO&SIE誌をはじめ、数ヶ国語に翻訳されている。
詩集『特性の陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞。
朗読パフォーマンスや異文化アーティストとのコラボレーションにも力を入れ、「現代詩フェスティバル95詩の外出」「現代詩フェスティバル97ダンス/ポエジー」「日欧現代詩フェスティバルin東京」「現代詩フェスティバル2007環太平洋へ」を主導した。またロッテルダム国際詩祭をはじめとする海外の詩祭に招かれての朗読、アイオワ大学国際創作プログラムへの参加など国際的にも活躍している。CS番組「Edge未来をさがす。」(2002)では、第1回目に「その、無限にそこ」というタイトルで自身の詩の世界が特集された。著書に『ランボー・横断する詩学』(未来社、1993)、『金子光晴を読もう』(未来社、2004)、『ランボー「地獄の季節」詩人になりたいあなたへ』(みすず書房、2007)他多数。
(公開講座で配布されたチラシよりコピー抜粋)
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by hannah5 | 2009-11-21 13:43 | 詩のイベント | Comments(0)

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