現代詩の合評会 ~ みんなで読み解きをしてみよう その4   


11月29日(日)、光冨いくやさんによる現代詩の読み解き会が秩父のポエトリーカフェ武甲書店で行われました。

前回まではメニューの中にランチも含まれていましたが、今回はランチなしで午後1時15分からスタートしました。参加者は5名、初参加の方が1名ありました。

メニューA: 現代詩の読み解き

今回は文月悠光さんの「ファミリーポートレイト」を読みました(この作品は狼+17号に収められています)。初めに光冨さんが作品を朗読、解説を加えた後、参加者全員が作品について自由に意見を述べ合うフリートーキングが行われました。文月さんの作品は言葉に力のある読み応えのある作品ですが、散文詩に戸惑う参加者もあったようで、全体的に少し消化不良気味だったのが残念でした。

メニューB: 参加者の作品の合評会

その後は参加者の作品の合評会でした。初めに参加者が自分の作品を朗読、その後全員のフリートーキング、最後に光冨さんが作品の解説と感想を述べました。作品ははんなの「しわもなくシラジラと広がって」、浅見和代さんの「ひとり」、堀口恵子さんの「最後の記憶」、したらきよしさんの「柘榴のメルヘン」、石川厚志さんの「パーラー」でした(合評順)。


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今回で4回目になった「現代詩の合評会~みんなで読み解きしてみよう~」ですが、新しい作品に向かう時の緊張感と作品の背後に広がる作者独自の世界観との出会いは毎回とても魅力的です。

ところで、前回読んだ石川厚志さんの作品「が ないからだ」は、詩と思想新人賞の候補作品として第一次選考を通過した作品でした。惜しくも新人賞は逃がしましたが、私たちが合評会で読んだ作品が賞の候補作品に挙げられたことは大変嬉しく思いました。

講師の光冨さん、武甲書店の坂本さんご夫妻、参加者の皆様、おつかれさまでした。今回も充実していました。







光冨 いくや(みつとみ いくや)

1967年生まれ。横浜詩人会会員。日本詩人クラブ会員。狼編集室・編集発行人。詩誌「詩と思想」で詩、エッセイ、ネット時評、書評、詩誌「狼」、「横浜詩人会通信」、「神奈川新聞」等で執筆。2001年、詩集 『サイレント・ブルー』 (土曜美術出版社出版販売)で第33回横浜詩人会賞受賞。2008年、詩集 『バード・シリーズ』 (新装版・選集/狼編集室)等。アンソロジー「詩と思想 詩人集」(土曜美術社出版販売)、『未来への軌跡』 (横浜詩人会)。国民文化祭現代詩大会入選・入賞。ネット投稿サイト「文学極道」で実存大賞他。横浜詩人会賞選考委員。来年3月から「詩と思想」詩誌評担当予定。
光富さんのHP: poetry site M
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by hannah5 | 2009-11-29 22:50 | 詩のイベント | Comments(0)

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