日本の詩を読む 2   


12月4日(金)は「日本の詩を読む」の2回目でした。前回に引き続き、吉岡実の作品を読みました(「タコ」と「薬玉」)。

1篇の作品に向き合って縦にも横にも斜めにも掘り進み、さらに作品の裏側に潜む作者の思想や生活に踏み込むことができるのはかなりの贅沢ではないかと思います。私は吉岡実ファンでもなければ、吉岡実を深く読んできたわけでもありませんが-吉岡実を知らなかった門外漢です-作品を読めば読むほど、詩はこんなふうに書きたいと思わせるものが野村喜和夫さんの講義にはあって、勢い『吉岡実全詩集』(筑摩書房)まで買ってしまいました。すごい作品ですね。吉岡実の8冊目の詩集『サフラン摘み』(1976)は1万部近く売れて、詩集としては破格の売れ行きだったそうです。

講義の後は例によって地下のライオンで野村さんと講義に出席した人たちと食事をしました。映画初出演の野村さんのお話が、ふふふ、面白かったです。映画は年が明けてから上映されるそうで、さて、どんなふうに役をこなされたのか、楽しみですねー。

来週は田村隆一を読みます。これもまたとても楽しみです。

最後に、お知らせひとつ。クリスマスの夜、野村喜和夫さんとコントラバスの斎藤徹さんのコラボがあるそうです。詳しくは野村さんのホームページ、poesie をご覧ください。







野村 喜和夫(のむら きわお)

1951年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。
戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の最先端を走り続けるとともに、小説、批評、翻訳、比較詩学研究などにも執筆の範囲を広げている。その詩はフランスのPO&SIE誌をはじめ、数ヶ国語に翻訳されている。
詩集『特性の陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞。
朗読パフォーマンスや異文化アーティストとのコラボレーションにも力を入れ、「現代詩フェスティバル95詩の外出」「現代詩フェスティバル97ダンス/ポエジー」「日欧現代詩フェスティバルin東京」「現代詩フェスティバル2007環太平洋へ」を主導した。またロッテルダム国際詩祭をはじめとする海外の詩祭に招かれての朗読、アイオワ大学国際創作プログラムへの参加など国際的にも活躍している。CS番組「Edge未来をさがす。」(2002)では、第1回目に「その、無限にそこ」というタイトルで自身の詩の世界が特集された。著書に『ランボー・横断する詩学』(未来社、1993)、『金子光晴を読もう』(未来社、2004)、『ランボー「地獄の季節」詩人になりたいあなたへ』(みすず書房、2007)他多数。
(公開講座で配布されたチラシよりコピー抜粋) 
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by hannah5 | 2009-12-05 13:54 | 詩のイベント | Comments(0)

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