日本の詩を読む 4   


12月18日(金)は「日本の詩を読む」の最終回でした。場所は東京池袋の淑徳大学サテライトキャンパス。谷川俊太郎さんの作品を読みました。野村喜和夫さんらしい選択だと思う作品を5篇読みました(『六十二のソネット』から4篇、「タラマイカ偽書残闕」全篇)。

谷川俊太郎さんは私が詩を書き始めた時にわりと影響を受けた詩人ですが、興味の赴くままに読んできて谷川詩論のような体系だったものはあえて飛ばしてきました。野村さんの講義は体系的な形を与えてくれるもので、なるほどと思わせられる点がいくつかありました。その中で印象に残ったのは「いまここに在ることの無根拠性」ということです。これは谷川さんの生き方や作品に一貫して言えることかもしれません。

講義の後は近くの手打ちそばのお店でおいしいものをいただきながら、面白い話に舌鼓を打ちました。『街の衣の一枚したの虹は蛇だ』がどうしてああなのか、ここでは書けませんが、以外なバックグラウンドをもつ作品だということを内緒で教えてもらいました。

来年また淑徳大学で同じような詩の講義をされるそうです(違う詩人の作品を読む)。楽しみです。






野村 喜和夫(のむら きわお)

1951年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。
戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の最先端を走り続けるとともに、小説、批評、翻訳、比較詩学研究などにも執筆の範囲を広げている。その詩はフランスのPO&SIE誌をはじめ、数ヶ国語に翻訳されている。
詩集『特性の陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞。
朗読パフォーマンスや異文化アーティストとのコラボレーションにも力を入れ、「現代詩フェスティバル95詩の外出」「現代詩フェスティバル97ダンス/ポエジー」「日欧現代詩フェスティバルin東京」「現代詩フェスティバル2007環太平洋へ」を主導した。またロッテルダム国際詩祭をはじめとする海外の詩祭に招かれての朗読、アイオワ大学国際創作プログラムへの参加など国際的にも活躍している。CS番組「Edge未来をさがす。」(2002)では、第1回目に「その、無限にそこ」というタイトルで自身の詩の世界が特集された。著書に『ランボー・横断する詩学』(未来社、1993)、『金子光晴を読もう』(未来社、2004)、『ランボー「地獄の季節」詩人になりたいあなたへ』(みすず書房、2007)他多数。
(公開講座で配布されたチラシよりコピー抜粋)
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by hannah5 | 2009-12-19 15:20 | 詩のイベント | Comments(0)

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