日本の詩祭2010   


5月23日(日)午後1時より、日本現代詩人会主催の「日本の詩祭2010」がありました(場所は千代田区のホテルメトロポリタンエドモント)。日本現代詩人会創立60年を記念しての事業ということだそうで、広い会場は全国から集まった詩人たちでいっぱいでした(一部立ち見をされていた方もあったほど)。プログラムは2部に分かれており、過去におけるH氏賞受賞作品の朗読、第60回H氏賞と第28回現代詩人賞の贈呈、他に泊真美子さんによるショパンのピアノ演奏がありました。以下プログラムです(敬称略)。

[Ⅰ]

開会のことば: 安藤元雄
挨拶: 新川和江
来賓挨拶: 平澤照雄

★H氏賞受賞詩人による朗読

  詩人紹介: 山田隆昭
  第11回・1961年度受賞 石川逸子 「狼・私たち」「地球に似た惑星にいるあなたに」
  第13回・1963年度受賞 高良留美子 「泥と針金と」「木」
  第24回・1974年度受賞 郷原宏 「カナンまで」「出雲まほろば(続)」
  第27回・1977年度受賞 小長谷清美 「小航海時代」「宛先のない手紙」
  第31回・1981年度受賞 小松弘愛 「狂泉物語」「わたくしあめ」
  第33回・1983年度受賞 井坂洋子 「炎天下の湖」「山犬記」
  第40回・1990年度受賞 高階杞一 「キリンの洗濯」「雲の映る道」
  第43回・1993年度受賞 似倉紘平 「サーラ」「サーラの木があった」
  第53回・2003年度受賞 河津聖恵 「アリア、この夜の裸体のために」「鳳仙花のように」
  第56回・2006年度受賞 相沢正一郎 「ろばのうた」「日記」

「Ⅱ」

★創立60年記念演奏: 「ピアノの詩人」ショパンを弾く: 泊真美子

★第60回H氏賞・第28回現代詩人賞贈呈

  H氏賞選考経過報告: 野沢啓
  現代詩人賞選考経過報告: 時里二郎
  H氏賞・現代詩人賞贈呈: 新井豊美
  H氏賞受賞者について: 藤井貞和
  現代詩人賞受賞者について: 中上哲夫
  受賞のことば: 田原
  受賞のことば: 高橋睦郎

★先達詩人の顕彰

  堀場清子氏・藤富保男氏について: 菊田守
  先達詩人への敬意・記念品贈呈: 新井豊美
  先達詩人のことば: 堀場清子
  先達詩人のことば: 藤富保男

閉会のことば: 八木幹夫

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朗読の詩はどれもよかったですが、どちらかというと、最近の受賞作品の方が今の時代感覚に近く、親しみがもてました。

田原さんのお話も高橋睦郎さんのお話もとても印象に残るものでした。特に高橋睦郎さんの言葉はよくて、中でも自分が選考委員なら「自分から遠いところにあって、日本語を富ませてくれる作品を選ぶだろう」ははっと思わされたし、「賞の有無と作品の価値は関係ないが、受賞することによって肩の力が抜けて良い作品が書けるようになることが多い」は肩に力が入っていなくていい言葉だと思いました。
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by hannah5 | 2010-05-24 00:45 | 詩のイベント | Comments(0)

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