ことたりない/三幕   


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12月2日(木)午後7時半から、三角みづ紀さんの「ことたりない/三幕」という朗読ライブがありました(会場はAPIA40(元渋谷アピア))。

出演
不可思議/wonderboy(詩)
伊津野重美(短歌)
野村喜和夫
愚弁
  谷口和仁(うた、からだ)
  猪俣道夫(Fl, Ss, Vo)
  河崎純(Cb)
  石塚俊明(Dr)
三角みづ紀ユニット
  三角みづ紀
  林隆史(G)
  瀬戸尚幸(Fretless-B)
  井谷亮志(Ds, Perc)
  吉田一夫(Fl)
(朗読順、敬称略)

三角みづ紀さんの好きな詩人と歌人に来てもらったというだけあって、まったく違うタイプの人たちなのに全体に統一した雰囲気があり、それぞれが自分の色合いを十分に発揮しながらお互いのパフォーマンスを楽しんでいる様子が感じられました。

不可思議/wonderboyさん。観客の年齢層が高かったせいか(あるいはwonderboyさんが若かったせいか)、観客のウケがイマイチでご本人もだいぶ緊張気味だったようですが、訴えたいことは伝わってきたし、サッカーのプロの選手になるためにタイへ渡った友人を思って書いたという詩はほろりとさせられるものがありました。最初から音なしのラップのノリだけでやってもよかったかもしれませんね。

伊津野重美さん。つやつやした黒髪が印象的な美人さんでした。自分の詩の合い間に萩原朔太郎の詩を朗読、最後は短歌が溢れるようにこぼれ続けて、熱唱でした。


野村喜和夫さん。「オルガスムスやかく語りき」「錆と苔かく語りき」。若いパフォーマー達の中でひときわ地味に映った野村さんですが、出演者の中でもっともエロチックな作品だったのがいかにも野村さんらしかったです。

愚弁さん。強烈な筋肉質の肉体を持つ谷口和仁さんの舞踏はおどろおどろしくて、観ていて息苦しくなりました。猪俣道夫さんのフルートに惹かれました。

三角みづ紀ユニット。三角さんの朗読は以前に比べると、パフォーマーとしての貫禄がずっと出てきたように思いました。曲もバラエテイに富んでいてよかったです。「カナシヤル」はいつ聴いても泣きそうになります。三角さんは個人的にお話をしていると小柄なのに、ひとたび観衆の前に立つと大きく見えるのが不思議です。それだけ朗読ライブに血を通わせているからかもしれませんね。

ライブハウスはそんなにたくさん知っているわけではありませんが、APIA40はホッとするような雰囲気をもっていて食べ物もおいしかったし(ビーフンがおいしかったです)、全体にゆったりと楽しむことができました。
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                         ※素敵なプログラムをいただきました。

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by hannah5 | 2010-12-03 17:37 | 詩のイベント | Comments(0)

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