第2回鮎川信夫賞   


先日、「私の好きな詩・言葉」でご紹介させていただいた朝吹亮二さんの 『まばゆいばかりの』 が第2回鮎川信夫賞を受賞しました。何かの賞の対象になるだろうとは思っていましたが、鮎川信夫賞に入ったのですね。この詩集は私に詩の本質を本能的に示唆してくれた詩集で、あれから今に至るまで何度も読み返しています。

今まで、こんなふうに書けたらいいなと思わせてくれる詩には数多く出会いましたが、朝吹亮二さんの作品ほど私の本能に語りかけた作品はありませんでした。それはまるで自分の姿を鏡に写して手入れの行き届かなかった部分をすべて暴き出してくれるような、そしてその部分を丁寧に磨き続けていくうちに深遠な可能性が垣間見えてくるような(しかしその道程はかなり遠く)、ひと言で名付けることのできない宇宙のような大きな何かを教えてくれました。

同賞は他に、井坂洋子さんの 『嵐の前』、神山睦美さんの 『小林秀雄の昭和』 (詩論集部門)が受賞しました。(選考委員は辻井喬、岡井隆、北川透、吉増剛造の各氏。)
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by hannah5 | 2011-03-30 00:18 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(0)

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