冬の詩作
2005年 01月 21日
寒い夜
冷えた体をそろそろと湯に入れる
熱さが皮膚を侵食する
ああ、こんな感じが好きだった
冬の夜が風呂を覚えていてくれた
ぼんやりと湯船を見つめる
幸せか不幸せかなんて聞かない
ここに浸かっていることが
今、在る
風がかすかに通り過ぎていく
ひとしきり雨戸をなでたあと
本当に静かになった
眠りが沈黙し始めるころ
一遍の詩を湯船に浮かべた
by hannah5 | 2005-01-21 23:28 | 作品(2004-2008)
2005年 01月 21日
by hannah5 | 2005-01-21 23:28 | 作品(2004-2008)
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