詩の在り処
2005年 01月 27日
詩は魂の発露
日々の事象が
心の中である時はさざ波を作り
またある時はうねる時
いのちの雫が結晶する
詩は魂のつぶやき
人の世の移り変わりが
ひそかな想いを呼び
哀しみさえもたらす時
いのちがため息を漏らす
詩は魂の叫び
途々に生い茂る茨が
心を塞ぎ
突き抜ける苦しみにもがく時
いのちが求めて絶叫する
詩は魂の歓び
新しい季節の訪れが
健康な息遣いを整え
生まれいづる喜びを待ち望む時
いのちが満ちて溢れる
詩は魂の真珠
一粒の苦しみが
人を砕いて試し
なお生きる望みを持ち続ける時
いのちが品性を練り出す
魂の在り処
詩を一遍
by hannah5 | 2005-01-27 14:38 | 作品(2004-2008)