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歴程祭   


11月11日(日)「未来を祭れ」と題して歴程祭が行われ、パーテイ会場にて第50回藤村記念歴程賞が授与されました(於ホテル・メトロポリタン・エドモント)。受賞したのは野村喜和夫さんの 『ヌードな日』 (思潮社)、『野村喜和夫詩選集・スペクタクルそして豚小屋』 (Omnidawn Publishing 2012年度最優秀翻訳書賞)、『難解な自転車』 (書肆山田)の3書です。尚、歴程新鋭賞は該当詩集なしでした。

講師としてさまざまな場所で教え、諸々の雑誌等のインタビューや座談会に出、朗読会も定期的に行い、事あるごとに外国で開催される詩祭に招待され、もちろん詩や評論を精力的にこなされている野村喜和夫さんのこのエネルギーは一体どこから来るのだろうかと思うほど、すごい仕事の量です。それだけでなく、たびたび賞を受賞されていて、尚かつ現代詩の最前線を歩き続けておられる。野村さん個人とお話していると肩肘張ったところなどひとつもなく、普通の私たちが普通に世間話をして居心地の良い方です。(だから、皆喜んで二次会へ行ったりするんだけど。)そんな野村さんが歴程賞を受賞されて、私たちは自分の事のように幸せな気持ちになりました。歴程賞受賞おめでとうございます。


【プログラム】

開会の言葉                       新藤凉子

第50回藤村記念歴程賞          司会  田村雅之
  選考経過報告                   粕谷栄市
  藤村記念歴程賞贈呈               鈴村和成
  野村喜和夫の仕事について           安藤元雄
  受賞者挨拶                     野村喜和夫
  花束贈呈                       川口晴美

第23回歴程新鋭賞
  贈呈対象 なし 選考経過報告         井川博年

乾杯のスピーチ                     粟津則雄
閉会の挨拶                      池井昌樹
(敬称略)


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自作詩を朗読する野村喜和夫さん

by hannah5 | 2012-11-12 15:21 | 詩のイベント

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