風のない夜   


階下の住人が浅い寝息をたてるころ
昼間の喧騒が走馬灯のように回り始める
静寂の向こうに沈み込んだ倦怠
幸せのと不幸せの間の無風地帯
一瞬にして過去が未来になる
癖だったのは 夢をいくつも買ったこと
壊れてしまったいくつかは
もとより夢などではなかったが

夜が一層深まった
かすかな思いが眠らない
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by hannah5 | 2005-02-07 23:39 | 作品(2004-2008) | Comments(8)

Commented by greenmoon9 at 2005-02-08 00:11
人って、変に時間があると余計な事を考えてしまって、明日へのエネルギーがなくなりますね。。。
Commented by nagiwo at 2005-02-08 00:15
私は夜がとても好きなのだけど、
夜ってそういえば一刻一刻が妙に濃いような気がします。
その濃さゆえにかすかな思いも昼間とは違う意味を持ってしまうような。
Commented by hannah5 at 2005-02-08 00:18
*greenmoon9さん、そうですね。
夜って妙にいつまでも起きてごそごそしていたい時間です。
眠いのにね^^
Commented by hannah5 at 2005-02-08 00:21
*ナギヲさん、夜、いいですよね。
ナギヲさんの言葉、少し変えるとそのまま詩になりそうです。
夜が「濃い」っていい表現ですね。
(今度使ってみよっと^^)
Commented by ice_01 at 2005-02-08 00:23
夜の詩って珍しいですね?
心がすこし落ち着くのはひとりきりの夜。
暗闇に灯るかすかな想いたち。
はんなさんにもこんな夜があるんですね。
Commented by hannah5 at 2005-02-08 09:58
*あいすさん、たまにはこんな夜がありますね。
元気なようなそうでないような。
現実と非現実の境目にいるような。
Commented by shining_raindrops at 2005-02-08 10:37
風がほんの少しだけ吹けば消えてしまう、
かすかな思いなのですね。
こんな夜、わたしも時々感じます。
Commented by hannah5 at 2005-02-08 22:22
*雨粒さん、風がない夜はその分、静かに自分の中に入れますね。
風があるとざわざわして、そっちの方に気を取られてしまいます。

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