詩の文庫・譚詩舎文学サロン   


12月も終盤に向かってようやく一息つけた先日、久しぶりに詩の講演会へ出かけました。21日(土)、日本近代文学館で、譚詩舎主催による平林敏彦さんの講演と座談会「立原道造から現代詩へ―通りぬける詩の道」がありました。平林さんのお話は大変面白かったです。立原道造のことはもとより、田村隆一とか鮎川信夫とか、平林さんが直接関わられた今は亡き詩人の名前が次々と出てきて、ふだん話にしか聞くことができない詩人たちが生きて現れるようでした。二部の座談会では、聴講者から質問やコメントがあり、その中には著名な詩人や文学者、研究者の方たちが大勢見えていました。

立原道造は高村光太郎に次いで私が若い時に感化を受けた詩人で、道造の詩を何度もノートに書き写しては書き方を真似たりしていたことがあります。今は道造の詩を読むことはほとんどなくなりましたが、道造を愛する人たちの話は今でも新鮮な気持ちで聞くことができます。





平林 敏彦(ひらばやし・としひこ)

1924年、横浜生れ。戦中に詩作を始め、「四季」などに発表。戦後、第一次「ユリイカ」創刊と同時に編集に携わる。その後、田村隆一、鮎川信夫、三好豊一郎等とともに詩誌「新詩派」、飯島耕一等と詩誌「詩行動」、清岡卓行、大岡信、吉岡実等と詩誌「今日」を創刊。詩集に『廃墟』(1951)、『磔刑の夏』(1993、富田砕花賞)、『舟歌』(2005、日本現代詩人賞)などがある。2009年に刊行された『戦中戦後詩的時代の証言』は桑原武夫学芸賞を受賞。(講演会資料よりコピー抜粋)
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by hannah5 | 2013-12-27 18:03 | 詩のイベント | Comments(0)

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