譚詩舎文学サロン   


11月3日(祝・木)、譚詩舎主催による立原道造についての講演がありました(於新宿歴史博物館)。今回の講演は「立原道造―現代詩へとつづく道」と題され、吉田文憲さんと野村喜和夫さんが立原道造と現代詩との関わりについてそれぞれの研究/発見から講義されました。最近少し忙しくなってイベントがある日はなかなか時間通りに到着できないことが多く、文憲さんが非常に緻密な講義をされていたのに、残念ながら文憲さんの講義を聴き逃してしまいました。


「立原道造―現代詩へとつづく道」

第一部  立原道造 詩「小譚詩」を巡って
       吉田文憲

第二部  立原道造と石原吉郎
       野村喜和夫

第三部  スピーチ・座談会




祈り


  石原吉郎


祈りは ことのほか
やさしかった
悔多い やわらかな
てのひらのなかで

祈ることは やはり
うれしかった
てのひらのなかで 風が
あたたかにうごいた

祈りのなかで
午前がすぎそして
午後がかさなった
時刻はさみしく しかし
きよらかにすぎた

夜がきて 星がかがやいた
私はその理由を考えなかった
私は てのひらのなかで
夜あけまで起きていた

(野村喜和夫さん配布の資料より。恐らく立原道造の影響が残る詩-野村さん曰く)



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by hannah5 | 2016-11-12 21:13 | 詩のイベント | Comments(0)

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