あしたへ   


私がきのうを置いてきたのは
きのうが信じられなくなったからでも
きのうから逃げたくなったからでもない
きのうは私と一緒に歩き
一緒に眠り
笑い合ったり悲しんだりした
それは幾分つつましく
ノスタルジックであるけれど
いつもどこか満たされなかった私は
ぼんやりと遠くを見つめて立っていた

過去は不確かではなかったろうか

まだ見ぬ未来は
私に優しく微笑んでいる
柔らかな香りを送ってくれる
過去に慣れっこになってしまった私は
おどおどしながら
けれど未来に惹かれたから
私を呼んでいる未来に向かって
歩き出す

私を包み込む大らかな時の流れよ
私の愛するものたちの住むあしたよ
おまえに向かって歩いている


時の優しさ
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by hannah5 | 2005-09-08 20:36 | 作品(2004-2008)

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