私の好きな詩・言葉(53) 「みずいらず」 (田代一男)   


くもがそらをまっぷたつ
みずがじめんをななめぎり
しくしくしくしくななめぎり

かさをさしてあるいても
くつからみずがとびだした
なんだかすごくたのしくなって
とびだすみずをおいかけた

すってんころんだぼくのめに
しくしくみずがとびだした
どんどんないたらはなからも
じゅるっぽちゃんととびだした
さいごはちっちゃなおちんちんから
あったかみずがとびだした

ゆげがたつこうえんで
おなじくゆげがたっている
ちちのあたまはふっとうちゅう
ぼくがきゃっきゃっとにげだすと
こっのお~とわらっておいかける

かさもわすれておいかけっこ
ぱんつもわすれておいかけっこ
おうちめがけておいかけっこ
かえるとははにおこられちゃった

ふたりはそらにわらわれて
いつのまにかにはれたそら

ちちとほしをかぞえてあるき
かさとぱんつをひろいにいった

ぐーとなったふたりのおなか
こんどはほしにわらわれちゃった


(詩集 『地球征服物語』 より)





解説

夢、叶うまで、でっかく、地球の果てまで、男の子、詩を書く、まだまだ、僕のメッセージ、僕が在るということ。かずおさんの詩からふつふつと伝わってくるのは、懐に抱えたままの形にならないでっかい思いです。なんとか形にしたい、なんとか思いを世に出したい。若い人のたぎるような思いに、私はいつも蔭から「がんばれ!」と思います。

詩織にも時々来てくださるかずおさんが詩集 『地球征服物語』 を出しました。新風舎から第一冊目の詩集です。かずおさんが自分のブログに発表した詩もいくつか載っています。その中で、心があたたまる詩「みずいらず」を選びました。小さい頃のかずおさん、さぞかわいかったでしょうね。( 『地球征服物語』 はライフログにあげておきましたので、ご覧ください。)


田代一男(たしろ かずお)

1977年、神奈川県小田原市生まれ。横浜市在住。
17歳でルーズリーフ詩集 『こんな冒険のしかた』 を発表。
現在、広告デザインの仕事をしながら、不定期で詩を書き続ける。
ブログ 『詩客~僕の詩一つ、地球に殴り書き~』 にて詩を発表中。
[PR]

by hannah5 | 2005-09-18 19:00 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(6)

Commented by raying_star at 2005-09-18 22:46
とっても可愛くて微笑ましくて。
素敵な詩です(^^)
Commented by hannah5 at 2005-09-18 23:53
*rayさん、とってもかわいいでしょう?
お父さんと二人で元気な親子してるのがよくわかる詩です。
Commented by al17 at 2005-09-19 15:58
やんちゃっこが見えるようで素敵な詩ですね。
可愛いい!!
Commented by hannah5 at 2005-09-19 20:38
*あきさん、かわいいですね、本当に^^
Commented by kzo10. at 2005-09-19 23:46
ご紹介ありがとうございます!
嬉しいです!
はんなさんが尊敬する谷川俊太郎さん。
私の詩もやはりかなり影響を受けていると思います。
最近はなかなかゆっくり詩作する時間が無い状態ですが、自分のペースで頑張ります。
Commented by hannah5 at 2005-09-20 20:33
*かずおさん、最近またまた忙しくなったのね。
でも、かずおさんのペースで書ける時に書けばいいですよ。
谷川俊太郎は私達が吸収するだけしても、まだまだ言葉が出てきますね。
それが嬉しいです。

<< 初秋 叫び >>