私の好きな詩・言葉(10) 「道程」   

先週に引き続き、高村光太郎の詩をご紹介します。

人生を模索していた二十代初期、「道程」は私に生きることの勇気を与えてくれました。手帳に書き写し、毎日読んでは光太郎に共鳴し、私もこれから人生を切り開いていくのだと覚悟のようなものを決めた二十代の頃の悲壮な思いを思い出させる詩です。

今、また道が変わるこの時に、この詩を思います。


道程

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、 自然よ 父よ
僕を一人立ちにさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のために        
この遠い道程のために
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by hannah5 | 2004-10-11 07:19 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(6)

Commented by kzo10. at 2004-10-11 14:06
この詩、いいですよね。私も好きです。
最初の2行だけで「かぁー、ちきしょーめー!」と感動してしまいます。

この詩を思い出させてくれたはんなさんに感謝です。
Commented by hannah5 at 2004-10-11 14:13
*かずおさん、ははは、ちきしょーめ!ですか(笑)
この詩、いい詩ですよね。
光太郎自身はかなり孤独を味わった人でしたが、出てきた詩や彫刻などの作品は、才能が極限まで絞られて、魂に訴えかけるものに仕上がっています。
Commented by millie at 2004-10-11 18:30 x
いい詩ですね。
ところで高村さんはクリスチャンだったのでしょうか?
小学校の時、高村さんの詩も習いましたが、
いまわたしがクリスチャンになってみて改めてこの詩を読むと、「お~、こういうことを言っていたのかぁ!」って感動しました。
Commented at 2004-10-11 22:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hannah5 at 2004-10-12 06:24
*millieさん、いい詩ですよね。
高村光太郎はクリスチャンではありませんでした。
大人になってからわかる詩って、ありますね。
Commented by hannah5 at 2004-10-12 06:31
*鍵さん、ありがとうございます。快く承諾してくださって、ありがとうございます。

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