私の好きな詩・言葉(79) 「生命(いのち)あるすべてのものに」 (マザー・テレサ)   


最後に、みなさまへのおすすめとして、私が申し上げたいことは、みなさまがお書きになる前にいつも祈る、ということです。どうぞ、いつも祈ってください。神が共にいてくださるよう願ってください。

そして、お書きになるときは、いつもなにか美しいこと、なにか人びとの心を高めるような記事、なにか人びとが相互に愛しあうための助けとなるような記事を書いてください。けっして、人びとを興奮させるようなことを書かないでください。大きな愛と熱意をもって、いつも真実を書いてください。

そして、それはみなさまが神へ向かっていること、愛をあらわすことになるのです。愛をひろめることにより、お互いの愛を育て、神の愛のなかに成長していくのです。それこそが愛をひろげていくみなさまのやり方なのです。

ちょうど、私たちが活動や奉仕をとおして、神の愛をひろめていくように、みなさまは、いつも真実を書く、ということをとおして、神の愛をひろげていくことができるのです。いつも、人びとの心が高められ、よい思想を持ち、よりよく愛することができるような美しいことを書いてください。

でも、そうしたいと思うならば、いつも祈らなければなりません。祈りは清い心をもたらし、清い心は、つねに真実を書くものです。みなさまのためにお祈りします。

神の祝福がありますように。

(マザー・テレサ著 『生命あるすべてのものに』 ― 「愛の選び手 ― 長崎・平和のための祈り」より)

マザー・テレサ
マザー・テレサ(ゴスペルTV)



他に

どんな人であっても、なにか美しいものを持っているものです。

まあ、人によってたくさん持っている人がいたり、少ししか持っていない人がいたりしますが。でも、すべての人が銘々に、なにか自分だけにしかない、美しいものを持っているのです。なぜなら神がご自分の姿と似せて、私たち人間をお創りになったときに、神はご自分の美しさや偉大さや愛の一部を私たちのなかにつぎこんでくださったからです。


(同書「マザー・テレサと愛を語ろう」より)


解説

1982年、日本来日の際に行われたマザー・テレサの講演や講和などの語録集。神の愛を実践し、終世インドのカルカッタで貧しい人々に仕えたマザー・テレサの美しい言葉が溢れています。人びとの心に愛が残るように、優しさで慰められるように書くこと。心していても、時として悲しみや苦しみで押しつぶされそうになることがあります。マザー・テレサの言葉はそんな弱い私に希望を与えてくれました。


マザー・テレサ(本名アグネス・ゴンジャ・ポジャジュ(花のつぼみの意))

1910.8.27  旧ユーゴスラビアのスコピエ(現マケドニア)にアルバニア人を両親として
           生まれる
1928.11    アイルランドのロレッタ修道会に入る。修練を受けるためインドに派遣
           される
1929-1948  聖マリア高等学校(カルカッタ)で地理の教師を勤める。そのうち何年か
           は校長を勤める。ロレッタ修道会に付属するインド人による聖アンナ姉妹
           の指導を担当する
1946.9     カルカッタのスラムで働くことを決意する
1948       教皇ピオ十二世より承認を得る
1948.8     水色にふちどりし、肩に十字架をつけた白いサリーを身にまとい、看護の
           訓練を受けるためパトナに赴く。クリスマスにはパトナに戻り、スラムの人
           となり、共に生活をする
1948.12    スラム街学校開設の認可を得る
1949.2     アパート生活を始める
1950.10    ミッショナリーズ・オブ・チャリティ(神の愛の宣教者会)を設立し、
           カルカッタ大司教より認可される
1952       最初の死を待つ人の家(ホーム)を開設
1963.3     神の愛の兄弟宣教者会(男子部門)と活動がカルカッタ大司教によって
           認可される
1965       ベネズエラにセンターを開設
1967       セイロンのコロンボに家を開く
1968       タンザニアのタボラに家を開く。ローマのスラム街に家を開く
1969       オーストラリアのパークに原住民のためのセンター開設
1969.3     マザー・テレサ共労者国際協会が設立され、教皇パウロ六世の認可を
           得る
1970       メルボルン(4月)、ヨルダン、アンマン(7月)に赴く。12月、ヨーロッパと
           アメリカ各地からの志願者を養成するため、ロンドンに修練院を開設
1971.1     教皇ヨハネ・パウロ六世より、ヨハネ二十三世教皇平和賞を受賞する
1972       ジョン・F・ケネディ賞受賞
1976.11    アジア宗教者平和会議(ACRP)(シンガポール)に出席する
1979       ノーベル平和賞を受賞する
1981、1982  訪日
1983       エリザベス女王より優秀修道会賞を受賞する
1997       カルカッタにある本部修道院にて帰天。享年87歳
2003.10.19 教皇ヨハネ・パウロ2世により列福

(年譜は 『生命あるすべてのものに』 より抜粋)
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by hannah5 | 2006-07-09 01:48 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(10)

Commented by 銀河ステーション at 2006-07-09 13:27 x
…うたれました。
何か、今まで書いたり話したりしてきた全ての言葉を、もう一度吟味しなおしてみたい衝動にかられました。
やっぱり、愛に生きた人の言葉は重みがありますね。
Commented by みつとみ at 2006-07-09 20:23 x
こんにちは。
なにかいい本みたいですね。じっさいに読んでみると、どのような感想もたれましたか?
Commented by hannah5 at 2006-07-09 23:43
*銀河ステーションさん、極貧の人たちに手をさしのべ、
見捨てられてうじ虫のように扱われていた人たちを人間として扱ったマザー・テレサの言葉には風に吹き飛ばされない重みがあります。
私はマザー・テレサの足元にも及ばないですが、せめてそのほんの一部だけでも真似できたらと思います。
Commented by hannah5 at 2006-07-09 23:59
*みつとみさん、いい本ですよ。
マザー・テレサは一日に4時間から6時間祈り、その上で貧しい人たちのために働いていたそうですが、マザー・テレサが「愛」と言う時、私たちが日ごろ使っている「愛」とはかなり違う響きと重みがありますね。
体中虫に食われた男の人を丁寧に洗ってあげたり、病気でもうじき死んでいく人たちに手を触れて笑顔をあげたり、人間には生命の尊厳が与えられていることを身をもって示している人の前に出たら、それだけで神の存在が信じられるのだと思います。
私にはマザーテレサの何分の1もできる勇気はありませんが、少しだけでも真似ができたらと思いました。
あと、アメリカから日本に帰ってくる前まではたしかに私も朝早く起きて何時間も祈ったものでしたが、日本に帰ってきてからはいろいろ忙しくなり満足に祈りの時間が持てていません。でも、マザー・テレサが4時間から6時間も祈っていたということを知って、なんとかまた、祈る時間をふやそうと思っています。
Commented by sofia_ss at 2006-07-10 18:19
マザー・テレサの言葉を読むと
祈りも積極的な行動のひとつとして理解できます。
愛するとは強い意志が必要だと、思ってます。
Commented by みつとみ at 2006-07-10 19:03 x
数時間もお祈りするなんてすごいですね。こんど読んでみます。
ところでリンクはらせていただいたので、ご報告にと。
よろしいでしょうか。
Commented by 寝太郎 at 2006-07-11 00:24 x
 この映画観ました!

 とてもよかったですよ。
Commented by hannah5 at 2006-07-11 01:54
*そふぃ、そうですね。
お母さんのそふぃが言うと余計実感がありますね。
Commented by hannah5 at 2006-07-11 01:56
*光富さん、この本読んでみてください。
カトリックの人にしかわからない部分も多いかと思いますが、
カトリックでない私たちにも参考になることがたくさん書いてあります。
リンクありがとうございます^^
今後ともよろしくお願いします。
Commented by hannah5 at 2006-07-11 01:58
*寝太郎さん、映画観たのですか?
よかったでしょうね。
予告編だけ観てもすばらしい映画であることが伝わってきますからね。

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