街を浴びる
2007年 02月 13日
街を歩き回る
沈思黙考した思考たちが
黙々と歩いている
狭間に宿っていた感情が
今にも産み落とされそうだ
幸福に倦み疲れたか
茹で過ぎた飢餓感が
心のバランスを埋めていく
数珠繋ぎの孤独がバラバラに切り離されて
巨大な飽和状態に膨れあがり
やがてはゆで玉子のように
つるりと剥かれるのをじっと待っている
薄氷を踏むような笑顔がこぼれる
便利を一歩踏み間違えば
底の見えない闇が口を開けている
無限に続く食欲が
睡眠を貪っている
削り取られた睡眠は
夢の中に定住を試みる
夢に定住した後は
雨が降り止まない
街の中に沈殿しているそれらは
季節の節目ごとに浮かび上がり
漂泊を続けていく
街を歩くと大抵
それらの中に落とされて
じっくり煮詰められていく
※手を入れて、一部書き換えました(2/14)
お昼頃、帰宅しました。
本当に何年かぶりのバケーションでした。
温泉がとっても気持ちよかったです。
温泉っていいですね
シアワセ~♪♪
でした^^
by hannah5 | 2007-02-13 23:44 | 作品(2004-2008)