わたしを拾う
2007年 03月 31日
永遠に
コーヒーを飲んでいる気がする
金曜の夜
ひたすらわたしを振り切って
走って行く時間の後から
息を切らしながら
なんとか追いついた夜は
コーヒーはいくら飲んでも
水のように体の中に落ちていく
人々のお喋りが
さざ波のように漂っている空間で
背中を向けて坐っている人々の片隅に
こっそり坐る
スーツ姿のビジネスマンが
携帯を見つめながら
フライドポテトを一本づつ
口に運んでいる
そのすぐ前を
携帯を耳に当てた男の子が
無表情で通り過ぎる
ぶつぶつ独り言を言いながら
ヘルメットを抱えた革ジャンの男が
トレーを持って坐った
カウンターの端には
さっきからずっと
パソコンで漫画を見ている男の子が坐っている
ガラスの向こうは喫煙席
煙の中にぽつん、ぽつんと
顔が見える
明日
また寸法の合わない空気の中へ
出て行く
それまで少しだけ
無関係な他人の中に
誰も知らない自分を置いておく
やっと少しだけ楽になりました。
先週は、詩作はおろか、PCの前に坐ることもできないほど忙しかったです。
月曜日に私がインフルエンザにかかったのをきっかけに、父がA型インフルエンザにかかり倒れました。
水木はもうすぐ出版される翻訳の本の最後の編集作業に缶詰になり、そのすぐあとにあった教区のユースキャンプでメインの説教師、分科会講師としてお招きを受けていたのでその準備に徹夜をしました。
父が倒れたので、キャンプに行けないかもしれない、講師はどなたかに代わっていただこうと思っていたのですが、弟夫婦に応援にかけつけてもらい、徹夜で準備した説教でなんとかしのぎました。
1分1秒を争う息をつく暇もないほどの忙しさの中で、なんとか無事キャンプを終了。
説教の準備に充分時間をかけることができなかったにもかかわらず、思った以上にうまくいったことは感謝です。
今週は日曜までまだまだありますが、その中で詩が書けたのも嬉しいことです。
神さまはすばらしい!
by hannah5 | 2007-03-31 02:11 | 投稿・同人誌など