眠れない夜に   


ずっとわたしを
見ていてほしかった

忘却のわずかな隙間に潜んでいる
小さな望み

しあわせって
なんだろう

魂の一番ふかいところに
火の粉のように降ってきた
混ぜ物なしの直感
わき目もふらずに
しっかり握っていれば
どこかでしあわせになれたかもしれない

泥にまみれるのが怖かったのか
心が信じられなかったのか
自分を頼りきることができなかったのか
たぶんどれもが正解で
どれもが当たっていない

死ぬということは
ある日突然
思い出の中から掻き消えてしまうということ
そこから先は
いくら考えてみても
思い出のつづきはつくってはくれない
今まで大切にしてきたものが
死という一線を境に
小枝をぽきりと折るように
わたしの心とは無関係になるということだ

あれからわたしは
あなたの知らない夢をいくつも見てきました
折れ曲がったり
千切れたり
切り傷をつくったりしながら
理性とか常識とか世間体とか
そんなものが何になるでしょう

ずっと
ずっと
あなたの心の中で
遊んでいたかった
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by hannah5 | 2008-09-06 12:06 | 投稿・同人誌など

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