近況   


すでにお気づきかと思いますが、最近、詩織の更新がとても遅くなっています。理由は詩を書くスピードを遅くしたこともありますが、それより父の認知症がここへきて加速し始めていて、とても目を離していられなくなったことにあります。父の症状はいわゆる徘徊型で、少しもじっとしていることができず、始終動き回ります。医者の診断は「アルツハイマー型認知症」で、現れる症状は無意味な行動を繰り返すせんもう状態、時間と場所がわからなくなる見当識障害です。当初は昼夜逆転(昼と夜が反対になり、夜起きて、昼間は寝ている)も見られましたが、現在この症状は改善されています。

加えて先月から今月にかけて両親の入退院が相次ぎました。父が誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)で2週間入院、その後、母が入院(こちらは病名はわかりません。気分が悪くなって吐き、大事をとって入院させました)、入院中に父の認知症が顕著になり、退院直後は手のつけられない状態でした。まるでバネ仕掛けの人形のように、寝ていたと思ったらもこもこと起き上がり、延々と毛布をいじり続けたり、ベッドのまわりをぐるぐる歩き回ったり、1日中落ち着きがありませんでした。現在、かなり落ち着きを取り戻しましたが、見当識障害が進み、洗面所やトイレの場所がわからないことがあります。

父は体だけは丈夫で、医者などにかかったことはありませんでしたが、誤嚥性肺炎になったのがきっかけに、内科と精神科から出される4種類の薬(アリセプト、リスペリドン、チアリール、抗生物質)を飲むようになりました。母の状態は以前よりずっと落ち着いており、気分も良いようで、終始笑顔が見られるようになりました。両親ともに食欲は十分にあります。

詩を書くことがむずかしくなりましたが、同人誌や詩誌への投稿は相変わらず続けています。そちらの方で皆様にお目にかかることができましたら嬉しく思います。

一段と寒くなりました。風邪など召されませんよう、十分あたたかくしてお過ごしくださいませ。



はんな
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by hannah5 | 2008-11-12 01:09 | ご挨拶 | Comments(10)

Commented at 2008-11-12 21:16
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hannah5 at 2008-11-12 21:21
♯鍵コメさま、コメントありがとうございます。
そちらに伺いますね。
Commented by _kyo_kyo at 2008-11-17 01:59
はんなさん、毎日大変ですね。
私も母の随分と症状が進み、もうすぐお迎えかなと思う毎日です。

記憶を失くし、人間らしさを失くしていく実母を見ていると、
元気な頭で、けれど動かない体になっていく義母と比べながら、
年老いて尚、長生きすることの意味をあらためて考えさせられてしまいます。

認知症が当たり前のようにあちこちにあり、
介護に悩む友人が増える毎日です。
人として在りたいと願うのが、贅沢な時代が来ているのかもしれません。

はんなさんも、疲れ過ぎないように、
どうぞお体に気をつけて下さいね。



Commented by hannah5 at 2008-11-18 00:58
♯kyo kyo さん、こんばんは。
両親を見ていると長生きしたくないなぁと思ってしまいます。
「いつまでもお達者で」とかよく言いますが、この言葉には介護で苦しむ家族の気持ちは入ってないようですね。
まさか自分の親が認知症になるなど夢にも思ってなかったので、実際に親が認知症になってみると、今までずいぶん薄っぺらな生き方ばかりしてきたなぁと思います。

ありがとうございます!
Commented by mellon at 2008-11-19 16:45 x
こんにちは。
私はほとんど妄想の世界に生きていますが、
実際に体験したことが無いと、人様のことは解からないです。

この辛い体験が、将来のはんなさんにとって、
何かのプラスになっていることを祈っています。
Commented by hannah5 at 2008-11-22 00:09
♯めろんさん、こんばんは。
返事が遅くなってすみません。
どんな病気でも当事者とその家族にしかわからないものですよね。
将来何かのプラスになるのかどうかわかりませんが、
多少なりとも病気の苦しみがわかるようになるかもしれませんね。
Commented by al17 at 2008-11-22 10:19
詩織様 ご無沙汰しました。
お父様が大変な病魔に襲われてしまいましたね。
ご家族のご苦労は端からは計り知れないものだと
推察します。特に認知症の場合身体は元気な訳で
すから じっと寝ていてはくれませんよね。
何をするか判らないから目が離せない。。。
これは 自分の大切な時間も捧げなくては
なりませんよね。皆年老いて行きますが
そんな中でも気丈にしっかりと支えて上げよう
と言う志しをお見受けさせて頂きまして 詩織様
の人間性 思い遣りを改めて確認出来て 今後の
何が起こるかも判らない時の糧にしたいと思います。
どうぞ大変でしょうが頑張って下さいませ。
お祝コメント有り難うございました。
Commented by hannah5 at 2008-11-23 01:48
♯あきさん、こんばんは。
こちらこそご無沙しています。
父は近くの老健に入ることができまして、今そちらでお世話いただいています。
ケアマネージャーや専門の介護士の方たちのきめ細かなケアの支えられて少しずつ落ち着きを取り戻しているようです。
あきさんの激励、ありがとうございました。
Commented by りり at 2008-11-24 09:19 x
はんなさん、おはようございます。

お父さま、お母さまのこと、大変でしたね。
自分ひとりで背負うことのないように、周りの人にどんどん助けてもらってください。人らしく老いるということが難しい時代になりました。人が老いていく姿を間近で見せてもらうことが、自分にとっても意味のあることだと思っています。

「旋律」の二連がとてもよかったです。
お忙しい毎日のなか、からだを一番に大事にして
詩を書いてくださいね。



Commented by hannah5 at 2008-11-25 00:55
♯りりさん、こんばんは。
両親を見ていて思うことは、人は生き方よりどのようにして死を迎えるかとう死に方の方がむずかしいしということです。
老いるということはいろいろ捨てていかなければならないし、あきらめなければなりません。
何ももっていくことはできないのです。
裸で生まれてきて裸で帰る、みたいな。

りりさんにコメントいただくと、なんだか嬉しいですね。
ありがとうございます。
ゆっくり体を元に戻しながら前の生活のペースを取り戻したいと思います。

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