2007年 07月 23日 ( 1 )   

扉 - 詩人K に   


あなたについて行けば間違いはない
と思ったことがある

直感だろうか

いくら目をそらしても
いくら意識すまいと思っても
体の深い所に杭が一本打ち込まれたまま
身動きできずにいる

あなたについて行けば
どこかへ辿り着けるのだろうか

カーテンをあけたら
妖怪のようなおどろおどろしい世界が広がっていて
その異様さに魂が凍りつくかもしれない

直感というのは底知れぬ力をもつ
あらゆる思慮深さとあらゆる理性を引きちぎっても
平然としている
この直感のおかげで
何度も喪失の無力を味わった
それでも性懲りもなく不埒な行動を繰り返す

そういえば
あなたはとてつもなく大きな世界の話をする
世界の相互依存とか
世界の文化遺産とか
日本の歴史的貢献とか

識ることの充足

あなたについて行けば
しみったれた感傷が消えていく
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by hannah5 | 2007-07-23 23:48 | 作品(2004-2008)