カテゴリ:萌芽(before 1997)( 114 )   

無題   


この風を私は知っている
ある時、ふっくらと
私の傍を吹いていた
光の中でとまどうように流れ
ぢっと振り返っていた
それから桜の花をひとわたり
散らすと 向こうへ
行ってしまった

目をつぶって聞いてみるがよい
おどおどしながら
いつかのように口ずさんでいる
いつか私は風にもたれて
笛を吹いていたが・・・

それが優しさだとはもう言わない

(1978.12)
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by hannah5 | 2006-02-04 23:56 | 萌芽(before 1997) | Comments(5)

薔薇と人と   


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                    あなたには煙草のけむりがよく似合う
                    あなたには白いシャツがよく似合う
                    あなたには時計の音がよく似合う
                    あなたには熱いコーヒーがよく似合う
                    優しいものに囲まれて
                    あなたがあなたの道を歩くとき
                    あなたには赤い薔薇がよく似合う


薔薇と人と

For You
Photo by やちさん
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by hannah5 | 2005-05-30 20:01 | 萌芽(before 1997) | Comments(15)

油注ぎ   


主に賛美をささげる
思いを尽くし心を尽くし 主に手をのべて
私達が一つとなって主の御名をたたえる
主にほまれあれ
とこしえまでも御栄えあれ

その時突然
主の油注ぎが天から降りてくる
甘い蜜のように
私の頭から肩から主の油がしたたり落ちる
濃厚な油があとからあとから
私の頭に注がれる

主よ あなたの臨在の中で
朝ごとに夜ごとに新しい油を受けて
私のいのちがよみがえります
筋肉と筋の一本一本までもが
正常な呼吸をし始めました

私のいのちを想像された主よ
あなたのみわざは奇しく大きくて
私の想いをはるかに超えています

私の中に良い物は一つもなく
社会の中で何の影響力ももたず
弱く疲れやすい私を
主よ あなたは選ばれました
あなたに背いたその日に
主よ あなたは私をそのいのちの終わりまでも
愛すると言われました

主よ あなたにささげられるものは
このいのちの他には何もありません
あなたのご用のために
主よ 私のいのちをお使い下さい
主の御名にとこしえまでもほまれあれ


(1997.3)
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by hannah5 | 2005-03-21 00:21 | 萌芽(before 1997) | Comments(2)

雨のように(リバイバル)   


雨のようにリバイバルがやって来る
春雨のように しとしとと
初めは音もなく 私達を濡らして

稲妻が光り 雷が鳴り
次第に雨足が強くなって
嵐のように豪雨のように
リバイバルがやって来る

不思議な力が満ち
栄光の雲が教会をおおい
誰も見たこともなかった
聞いたこともなかった新しい事が
閃光のように次々と起こり始める

主の御座は栄光と賛美に満ちる所
いと高き方 主の御名に
とこしえまでもほまれあれ

(1997.3)
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by hannah5 | 2005-03-21 00:19 | 萌芽(before 1997) | Comments(2)

主に   


イエス様
私といっしょに歩いてください

イエス様
もう二度とあなたから離れません

長い間
あなたの道を歩くこともできず
一人で荒野をさまよっていましたが
その荒野も遂には行き止まりとなり
私はどうすることもできずに
うずくまって泣いていました

イエス様
あなたの道にはゆるぎない平安と
明日への希望が満ちています

私はあなたの御腕の中で安らぎ
決して私を裏切らない信頼の中で
ひとつ、またひとつと
明日への心配の重荷を下してゆきます

イエス様
どうか私のそばから離れないでください

イエス様
私の手を取り
永遠(とこしえ)までも私を導いて行ってください


(1997.2)
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by hannah5 | 2005-03-21 00:14 | 萌芽(before 1997) | Comments(0)

萌芽シリーズ完結篇(3作品)   

幾度も転び、幾度も道をはずれ、あきれるほど遠回りしながらなんとか歩いてきました。時には泥沼に足を取られて方角を見失い、どこを歩いているのかさえ見えないことがありました。いつも飢餓感を抱えながら、どこでその飢餓感を満たしたらいいのかわからず、人生の指針が見つけられないまま、時だけが過ぎていきました。詩を綴ったのは、そんな想いを書き留めておきたかったからです。

イエス・キリストに出会い、人生は順調に行ったかに見えましたが、不倫に苦しみ、一時は自暴自棄になったこともありました。しかし、主イエス・キリストはそんな私を決して見捨てず、泥沼から引き上げてくださいました。

萌芽シリーズの最後の3篇は、主の恵み深い愛に触れて清められ、悔い改めて残りの人生をすべて主にゆだねて歩もうと決心した直後に書いたものです。クリスチャンになった時も主の強い語りかけがあり、大きな愛を受けましたが、今回は完全なる罪の赦しを経験しました。

人間には自らの過ちを完全に赦す力はありません。イエス・キリストは私達の罪を背負って十字架にかかり、処刑されましたが、死からよみがえることによって罪の力を砕きました。誰でもキリストを信じるなら、罪はその人を縛りつけることはありません。

萌芽シリーズの最後は「主に」、「雨のように(リバイバル)」、そして「油注ぎ」です。これらの詩3篇を書いたあと、米国ロードアイランド州にあるバイブル・カレッジ(神学校)から奨学金をいただき、4年間の学びの時をもちました。その後、カリフォルニアの神学大学院で神学を学び、今冬、卒業いたしました。現在、東京で大学生伝道に携わっています。

主は私のような罪ある者をも深く憐れまれただけでなく、すばらしい大学院での学びの扉をも開いてくださいました。そんな主に心から感謝をささげる毎日です。

長らく萌芽シリーズを読んでいただきまして、ありがとうございました。
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by hannah5 | 2005-03-21 00:12 | 萌芽(before 1997) | Comments(6)

希望よ   


寂しさを抱えて生きる
いつになったら夜が明ける
希望よ 早くやって来い
明るい未来はガラスケースの中
それがそのまま佇んだままになる前に
こちらに向かって歩いておいで
私をぢっと見ている希望の眼
眼をそらしてしまわないうちに
私の腕の中に飛び込んでおいで


(1993.12)
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by hannah5 | 2005-03-08 18:54 | 萌芽(before 1997) | Comments(5)

遠くの時   


鐘が鳴る
鐘が鳴る
遠いゴールに向かって
鐘がゆっくりと鳴り出した

幾つもの谷と
幾つもの山を超え
幾つもの川と
幾つもの砂漠を歩き通して
青空の下の鐘の塔

大きな鐘が
遠くの時に向かって
ゆっくりと鳴り出した

鐘が鳴る
鐘が鳴る


(1993.8)
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by hannah5 | 2005-03-08 18:49 | 萌芽(before 1997) | Comments(2)

  


しなやかで自由な
何物にも縛られることのなかった
あの頃の心
大人になる前の
まっすぐな私の心

もう古い恋は恐れなくてもいい
乾いていた心に別れを告げて
私は私のもとへ帰ろう


(1991.12)
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by hannah5 | 2005-03-08 18:47 | 萌芽(before 1997) | Comments(0)

友人   


私には一人の友人がいる
私が孤独であることを理解する友人がいる
転んでばかりいる私の不器用さを
慰める友人がいる
恋することの代償が
不安と哀しみでありながら
魂が悦びの直感を得ていることを
そっと見守る友人がいる
彼女はうまく生きられないでいる私の存在を
ほとんど直感的に受け止めてくれる友人である

(1991.10)
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by hannah5 | 2005-02-28 13:18 | 萌芽(before 1997) | Comments(4)