<   2005年 02月 ( 55 )   > この月の画像一覧   

友人   


私には一人の友人がいる
私が孤独であることを理解する友人がいる
転んでばかりいる私の不器用さを
慰める友人がいる
恋することの代償が
不安と哀しみでありながら
魂が悦びの直感を得ていることを
そっと見守る友人がいる
彼女はうまく生きられないでいる私の存在を
ほとんど直感的に受け止めてくれる友人である

(1991.10)
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by hannah5 | 2005-02-28 13:18 | 萌芽(before 1997) | Comments(4)

野生児   


傷ついた心
怒る心
気ままな心
裸で感動する心
壊れやすい心
身勝手な心
思い通りにしたい心
ずるい心
最愛のものをもたない心
仕事だけで日が明けて
日が暮れる
追いかけたがる男の本能
愛することが長続きしない
何も積み上がらない人生
何をしてもいつか壊れてしまう

たった一人
愛することも愛されることも
本当は存在しない
傷ついても
涙をぬぐうことさえ知らない心
孤独に暴れている心よ
愛してあげよう

(1991.3)
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by hannah5 | 2005-02-28 13:15 | 萌芽(before 1997) | Comments(2)

静寂   


その奥に佇むもの
優しい思い
希望
大きな愛情
やって来い

ひとつの嵐が過ぎ去って
病んだ狂気が過ぎ去って
鈴かな日々が流れ出す
長い間待っていたものよ
起きて下さい

(1991.3)
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by hannah5 | 2005-02-28 13:11 | 萌芽(before 1997) | Comments(5)

私の好きな詩・言葉(30) 「歩いて」   

骨太かつ繊細、地球の鼓動に応答する自分の存在とそこから発する大きな夢。ブログのタイトルにもあるように、かずおさんの詩はまさに、地球という大きな存在に自分の夢や思いをぶつけながら「殴り書き」している。殴り書きはやがては広大な宇宙へ飛び出す。果てしない夢や思いや叫びや歓びに突き動かされて、歩き続ける。

一人の若者の熱い思いに言い知れぬほど共感する。私の中には拭っても拭っても消えない大きなものへの飢えがある。そして、いつも何かに突き動かされる。かずおさんは言う。「何年かかっても、時々思いっきりすっ転んでしまっても、僕は歩いていこうと思う」と。今も歩き続けている私は、かずおさんに心からのエールを送りたいと思う。(詩客~僕の詩一つ、地球に殴り書き~


歩いて


顔を上げて胸を張り

僕は歩いていこうと思う

太陽に笑い
月に手を振り

僕は歩いていこうと思う

まあるい地球を
玉乗りしながら

僕は歩いていこうと思う

星に語って
雲と涙し

僕は歩いていこうと思う

声にならない悲しみと
張り裂けそうな心を連れて

僕は歩いていこうと思う

切り拓きゆく生の歓喜と
近づきゆく死を見つめ

僕は歩いていこうと思う

溜め息と弱気は
ぜ~んぶガバッと飲み干して

僕は歩いていこうと思う

何年かかっても
時々思いっきりすっ転んでも

僕は歩いていこうと思う
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by hannah5 | 2005-02-27 20:11 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(10)

にゃんこでにゃんと。。。   


にゃんことカモメ
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ある日
ふとさびしくなって
ともだちをさがしにでかけたワタシ
出会ったのは何やら楽しげなかもめたち
でも、なんだかちょっと違うみたい
そこで、しばし、じぃっとかんさつ

わかったことは
波長が合わないみたい・・・


にゃんことおじさん
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それから
ついでにそこらをひとまわり
ふと見れば
自転車のおじさんと目が合った
なんだかミョウにどぎまぎ
顔、あげられない・・・

わかったことは
慣れないみたい・・・


にゃんことカメラ
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もうひとつ
ぐるりとひとめぐり
ワタシを見つめるカメラにポーズ
しっぽをビン、おしりをツン
ファッションモデルも顔負けの
キャット・ウオークとはワタシのことよ

わかったことは
今度はちょっといい感じ・・・


にゃんこと・・・。
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なんだか
ミョウにいごこちがよくて
すり寄ってみれば
ごろごろ ごろごろ
風がやさしく吹いてきて
いいんだ、ここ

トモダチになったよ
いつのまにか・・・

にゃんこと…。

写真: こーさん 
いつも快く写真を貸してくださるこーさんに、心よりお礼申し上げます。
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by hannah5 | 2005-02-26 19:47 | 作品(2004-2008) | Comments(24)

涙を手のひらに受けて   


あなたが苦しいとき
あなたを想って涙する

あなたのいのちに
陽がさすことを願って涙する

あなたは今日
どこをさまよっているだろうか

どこにも心を寄せるあてもなく
ひとりで泣いているだろうか

寂しさに押しつぶされ
不安に心ふさがれているだろうか

あなたの震える心を
今もういちど手のひらに包んでみよう

こぼれ落ちる涙の雫を
この手のひらに受けていよう

あなたの涙が乾くまで
あなたの心があたたまるまで
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by hannah5 | 2005-02-26 18:59 | 作品(2004-2008) | Comments(4)

朝のいのり   


清潔なベッドと小さな鏡台の他には
荷物らしい荷物のない部屋で
心満たされて眠る
不思議な安堵感が私の心を包んだ

シンプル・ライフが一番いいと
あなたは穏やかに微笑む
遠く離れたこの日本で
平安を身にまとい
福音を伝え続ける

働き者のあなたは
私たちより早く起きてテーブルを整え
コーヒーを炒れ
パンを焼く
夜更かしのおしゃべりたちが寝ぼけ顔
それでも、なんだか嬉しそうに坐った
食事を感謝する祈りが始まった

外は相変わらずの冬空だが
この家にはしあわせが住む
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by hannah5 | 2005-02-26 17:42 | 作品(2004-2008) | Comments(9)

じっと見る   


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                   じっと見る
                   そのヒトミの奥に何がある

                   淡い昔の初恋か
                   はたまた夕べの恋わずらい

                   おお、きみのヒトミはいつだって
                   心を見透かす透視の力

                   いやいや
                   悩殺電波100万ボルト

                   じっと見る
                   心おきなく スキマなく


じっと見る3
※hananekさんの猫に見つめられてしまいました^^

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by hannah5 | 2005-02-25 11:54 | 作品(2004-2008) | Comments(6)

時間がないよ   


時計の小人が
大きな鎌をもってやってきた
ぶわんぶわんと振り回し
朝だの昼だの夜だのを
時間どおりに切っていく
朝の時間が短くて
夜の時間が長かった私の時計が
焦って小走りにかけだした

ぶわ~ん ぶわ~ん
大きな鎌が追いかけてくる

一日24時間を均等に分けて
お行儀よく並んだ朝と昼と夜
朝がゆっくりするようになった
昼は夜のための準備をしなくなった
夜はアリスの国がぽろりと涙を流した

時計の小人に切られてしまわないように
大きな鎌を隠してしまおうか
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by hannah5 | 2005-02-24 15:42 | 作品(2004-2008) | Comments(6)

風がほんのり柔らかくなった   


風がほんのり柔らかくなった
少しだけ気持ちが溶けた 

においがほろりと甘くなった
思い出は切なく含んでいる

光がきのうより優しくなった
希望が とんとん とんとん ノックする

こびりついた絶望が
いつのまにかさようならをする

新しい空気で洗う 明日を
決して振り返ることもなく
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by hannah5 | 2005-02-23 21:25 | 作品(2004-2008) | Comments(10)