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主よ あなたを愛します   


主よ
あなたを愛します
私が苦しみの中でもがき
悲しみに押し潰され
暗闇の中で道を見失っても
あなたが大きな御手で私を包み
私の肩を抱きかかえるようにして
一緒に歩いてくださることに
私はあなたの圧倒的な愛を見出すのです

主よ
あなたは誰よりも真っ先に十字架にかかり
手足にくぎを打たれ
槍でわき腹を突き刺され
苦しみながら死んでゆかれた
あなたには何の罪もなかったのに
ひと言も弁解せず
私のすべての罪を背負って死んでゆかれた
それでもあなたは
私にあふれるような愛を注いでくださる

あなたの愛がなければ
私はどうして生きてゆけるでしょうか
あなたが一緒に歩いてくださらなければ
私はどうしてこの苦しみの中を
歩いていくことができるでしょうか

主よ
私の心のすべてをもって
あなたを愛します
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by hannah5 | 2006-11-30 13:19 | 作品(2004-2008)

  


何を見ている?
心よ
思いよ
直感よ!

そこにある対象を信じて
まっすぐに見ているつもりが
とんでもなくずれた方角を見ているのではないか

直感は大抵冴えていて
理屈で考えるより
直感でやった方がうまくいくことが多かった

しかし、今回は
どうも直感とは違うらしい

この空気の向こうに
ほじくろうとしてもほじくり出せない形が
こびりついている

おお、直感でない直感よ!
お前を名づける言葉があったら教えてくれないか

そこで思うのだが
どうもお前が
大事な鍵を握っているらしい
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by hannah5 | 2006-11-29 19:41 | 作品(2004-2008)

それでいい   


それでいいのだと思う

たとえ想いが通じなくても
私の心にあたたかな灯火がともったから

君の気持が遠くなったり近くなったり
そのたびに驚いたり嘆いたり

今どこを歩いているのかわからないまま
いつのまにか君のペースに乗せられてしまったね

君はどこかぎこちなかったけれど
いつも私の話の聞き役を務めてくれた

ほんの少しあたたかくしてくれたから
クリスマスイブに小さなチョコレートをあげようと思ったんだ

そんなほんの少しが噛み合わなかった
それで、少しだけ寂しくなった

けれど
それでいいのだと思う

(2006.1.2)
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by hannah5 | 2006-11-28 23:42 | 作品(2004-2008)

深夜のバイト   


夜が更けたハンバーガーショップの店先で
黙々とゴミの袋を積み上げていくバイトの男の子
切れ長の眼
端正な顔立ちの向こう側で
どんな人生を送っているのだろうかと
ふと思う

この前見た時は
鉄の錠にはさまって血豆ができた人差し指を
何度も何度も見つめていた
傷をつけてしまったことが罪のような
すらりとしたきれいな指

(君の指は
(すべらかにギターをつまびく指?
(それとも
(絹のようにピアノの鍵盤の上を流れる指?

こんなに夜遅くまでバイトをしている君の昼間は
明るい光の中で笑っているのだろうか

明け方近く 疲れ切ってアパートに帰り
それから眠りに着く頃
朝一番に目覚める小鳥の声を聴く

そんな切り詰めた君の生活を
ゴミを積み上げる君の背中の向こうに
ふと 想う
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by hannah5 | 2006-11-27 23:58 | 作品(2004-2008)

舞う - 主のために   


あなたを賛える賛美の中に
悲しみも痛みも
重荷をすべておろして
あなたのために ただ
舞う

いのちのすみずみまで
あなたのためにあるように
心のすみずみから
あなたへ捧げることができるように

軽やかなステップは
あなたからもらったもの
美しいフォルムは
あなたによって創られたもの

私の手を導くのは
主よ あなた
私の足に火をつけるのは
あなたの熱

あなたの臨在の中で
生まれたままに

すみずみから
すみずみまで

舞う
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by hannah5 | 2006-11-26 23:56 | 作品(2004-2008)

ありがとう   


私たちの出会いが
本当は何だったのか
今は何も思わないでおこう
過去を見つめることも
未来を想うことも
今日という時間の中では
ずれたままだ

一年八ヶ月という短い月日の流れの中で
こんなにもいのちを濃く見つめていたことは
きっと私に必要だったのだろう

私がぼんやり歩いている間に
あなたはさっさと大人になって
通り過ぎて行ってしまった
大人になりきれなかった私は
そんなあなたに
ほほえみひとつを送り
いってらっしゃいと言おうと思う

あなたと話したことは
何ひとつ嘘ではなかった

揺れていた人生に
たしかな灯りがともったね
孤独だったあなたが
一人の心強い味方を得たことを
嬉しく思います

優しかったあなたに
心から
ありがとう
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by hannah5 | 2006-11-25 01:04 | 作品(2004-2008)

歩けるだけ   


私は夢は見ない
あなたを想うことも
あなたのために祈ることも
今という時間の中で
等身大に費やしていく

昨日までは
うらうらとあそんでいた道
微笑みを摘めるだけ摘んで
たわむれに編んでいた道草

今日からは
願い続けたことが降りてきたから
昨日までの思い出を
もう思わない

明日からは
あなたを頼まず
あなたを知らなかった日のように
一人分の時間を紡いで
ひっそりと
歩けるだけ歩いていこう
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by hannah5 | 2006-11-24 23:55 | 作品(2004-2008)

いつも訪れてくださる皆様へ   


いつもたくさんのコメントありがとうございます。
日一日と秋が深まってきますが、皆様にはいかがおすごしでしょうか。

少し思うところがあって、コメント欄とTB欄を閉じさせていただくことにしました。
代わりに「伝言どうぞ♪」はあけておきますので、コメントやご質問などはそちらに残してください。

一冊の詩集を開いた時、そこに在るのは言葉とそれを読む自分です。
言葉と自分の間にどんな世界が広がるのか、その余韻を見つめていただければと思います。


はんな
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by hannah5 | 2006-11-23 13:49 | ご挨拶

詩に書かない   


詩は
言葉による世界の捉え直しだと
ある詩人は言った

でも
あなたの声は
捉え直したくない

そのままがいい
あなたについて想うときは

だから
あなたのことは
詩に書かない

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by hannah5 | 2006-11-21 23:56 | 作品(2004-2008)

燃える   


私は結局
言葉を失くしてしまう

森の中で
震えながら見ているのは
出会いたくても出会えなかった形

自分の言葉を落としたまま
こんなふうに時が過ぎてゆくことが
生まれる前から決められていたと
一番ふかいところで納得してしまう

手ですくえないほどの神秘が
にじみだしている

(言葉は創造されたものか)

生命の起源より前から存在し
私たちが生まれるとき
懐の中に静かに降りてきた

森の中で
ゆらゆらと
あかあかと
呼吸するように燃えている


※斎藤貢さんの『モルダウから山振まで』を読んで。
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by hannah5 | 2006-11-20 23:32 | 作品(2004-2008)