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イースター   


今日はキリスト教会では
イエス・キリストが復活されたことをお祝いする
復活祭(イースター)です。
私の教会でも午前中イースターのお祝いをしました。


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私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと、また、ケパに現れ、それから十二弟子に現れたことです。その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現れました。その中の大多数の者は今なお生き残っていますが、すでに眠った者もいくらかいます。その後、キリストはヤコブに現れ、それから使徒たち全部に現れました。そして、最後に、月足らずで生まれた者と同様な私にも、現れてくださいました。(Ⅰコリント15:3-8)
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by hannah5 | 2013-03-31 19:43 | イエス・キリスト | Comments(0)

詩と思想   


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詩と思想4月号の巻頭詩に拙作「詩集」を掲載していただきました。


ところで。
ふだん生活していて、自分の薄曇りのような心の裡は人に明かすことはほとんどない。
黒とも白ともつかないそういう部分を、詩の言葉の中に埋め込んでいく。
育った境遇や生活環境は違っていても、詩を書く人たちの中に似たような薄曇りを抱えて生きている人たちが案外たくさんいて、そうだよね、知ってるよ、と心の中で饒舌な声を上げる。
新年会や朗読会などの会合で実際にその人たちと出会っても、たぶん話しかける言葉はあまりないだろうと思う。
それでも、その人たちが薄曇りをかかえて生きていることが、私にはなんだか親しい知り合いが出来たような気がしている。
詩人でいてよかったね-ある方が言われた言葉だが、不足だらけの人生をなんとか歩いていけるのも詩が私のそばにいてくれるからだと思っている。
詩と思想4月号を読んでいて、そんなことを思った。
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by hannah5 | 2013-03-28 22:25 | 詩のイベント | Comments(0)

ご報告   


本日3月25日付けで日本現代詩人会に入会いたしました。

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by hannah5 | 2013-03-25 23:31 | ご挨拶 | Comments(0)

それぞれ   


ここにある
わたしたちのそれぞれの空間
わたしたちのまわりにぽっかりとあいた空洞
詰めることと埋めることとが泳いでいる空間に
しずかな一滴を垂らして
しいんと座ってみる

座るということは
もっともおごそかな思いの発露
空洞の中心に腰を据え
そよぐもの
流れるもの
漂いうつろうものの
順々に現われては消えまた現われるさまを
手に取り身にまとう

小さな空洞が繭玉のように
ぽっかりと浮かびあがり
いくつも寄り集まり
お互いの距離を等しく保ちながら
繭の中から
息がぷつぷつと気泡になって生まれつづける

目の前で生まれてくる
乳白色の気泡をやりすごす
となりの
となりのとなりの
そのまたひと呼吸おいたとなりの
浮かびつづける空洞の
空洞たちの
わたしの
わたしたちの
似ているようで似ていない
それぞれ

(詩集『あ、』より)

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by hannah5 | 2013-03-18 16:13 | 作品(2009~) | Comments(2)

私の好きな詩・言葉(153)「春雷」(中村 梨々)   


春雷


目を開けるとまっしろな世界で、それはまぶしさに失ったとき。水のような手でやわ
らかく。抱かれた。セリバオウレンの茎根に沿って、はじめて息を呑む。晴れだった。
のたうちまわるよな雨がわたしを付け足して。きのう、生身に近い。順序はまだ濡れ
ていたり手足のまどろみ。ふくらむ菜園に芽を摘むコウノトリ。豪雨の跡がくっきり
とまぶたを腫らすと落日。滑り込むうろこ。瞼の裏にひらめく海の藍や枯れた緑や。
固く閉ざされた貝殻の模様をわたしは見ていた。湿地になって。


幾重にもひらいた夜の記述、すくった朝の舌のつめたさ。


やさしく途切れるように血液はめぐり、瑞々しさに朽ちてゆく。耳の奥で町はなんど
もよろめいて影を放した。ひそかな逃亡の隣で、ほほえんで、

暗く伸びやかな喉は背びれに息を吹く。かすかな振動にふさがる水面。ゆれながら引
き、引き返すくちびる、くちびるのなかに町の明かりが遠ざかる。送電線ぜんぶ引き
ちぎる、乾いていくのだから

皮膚からガラスの焦げた匂いがする。姿をかえて異国。白い砂をすくって音は静か。
真後ろの水際を呼ぶ、おいで。手のように握って頬のようにつねって陸にあがれば、
断たれた水路。風速にしかばねが切れていく。ばららあばラ骨、戯れる。(わたしは
いちどこわれたかたち。(はじめて会ったものにこわされてゆくの))。

なめらかな身体にして。鼓膜に消えて。何も持っていなかったことを誇りに思うよ、
忘れたことに斜めの線を引いて、木琴を叩く。

走り去っていくことは、ことば、焦げた匂い、水の尾根。雨が降るとわしづかみにし
た尾、海図に合わせて、荒れ。ぬめりで踏みしめゆく町。町のなかの片鱗。片鱗のな
か、衰退。空き箱、路線。見渡すかぎりの整列。誤謬。睡蓮にくるまる蓮々と。とど
ろく雲の。

まもなく、嵐になる首筋。

(中村梨々詩集『たくさんの窓から手を振る』より)

ひと言
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by hannah5 | 2013-03-01 23:01 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(0)