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詩集評   



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坂井信夫さんが「パーマネントプレス」に私の詩集『あ、』の評を書いてくださいました。坂井さんは少し前に詩と思想で投稿詩の選評を担当されていた時、私の作品にも時々評をくださった方です。パーマネントプレスは沖縄で発行されている詩の季刊新聞(編集発行人は石川為丸さん)。

書いた詩は第三者にどんなふうに映るのか――評をいただいたりすると、思ってもみなかった視点に嬉しくなったり驚いたりします。坂井さんは『あ、』についてとても好意的な評を書いてくださいました。

他に小川三郎さんの『象とY字路』、岡田ユアンさんの『トットリッチ』、久保りゅうさんの『種を焼く』、岡野絵里子さんの『陽の仕事』などに詩集評を書かれています。

昨年12月に初めての詩集を出してから初めての詩集評をいただきました。目を留めていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。
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by hannah5 | 2013-05-30 23:53 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

日本の詩を読む IX その1   


野村喜和夫さんの講義「日本の詩を読む」シリーズが始まりました。今回は秋まで連続10回の講義です。前半5回は前回お知らせしたとおり「女性の詩人たちを読む」、後半5回は「現代詩の最前線」です。

第1回  5月20日
第2回  6月3日
第3回  6月17日
第4回  7月1日
第5回  7月22日
第6回  8月5日
第7回  8月19日
第8回  9月2日
第9回  9月9日
第10回  9月30日
時間 18時45分~20時15分
教室 淑徳大学池袋サテライトキャンパス

第1回目の5月20日は左川ちかを読みました。

1911年(明治44年)北海道余市郡生れ。兄川崎昇の影響で文学に導かれる。小樽高等女学校時代に兄昇の親友、伊藤整との出会いが決定的となり、雑誌に詩を発表。後に『チャタレイ婦人の恋人』を翻訳する。詩の制作期間は1930年~1935年で、残した詩はわずか80篇であった。北園克衛に誘われ、機関紙「マダム・ブランシェ」に詩を発表するようになる。昭和初期のモダニズムの詩人の中にあって、ちかの詩は強烈な身体的イメージを持つ。1935年(昭和11年)24歳で逝去。

今回講義を聞くまで、左川ちかの作品を読んだことはなかったのですが、教室で読んだ作品だけでも私にとってはかなりのインパクトがありました。もっと若い時に左川ちかを知っていたら、今の私の詩は違う方向に行っていたのではないか――そんな気すらしました。


昆虫


昆虫が電流のやうな速度で繁殖した。
地殻の腫物をなめつくした。

美麗な衣裳を裏返して、都会の夜は女のやうに眠つた。

私はいま殻を乾す。
鱗のやうな皮膚は金属のやうに冷たいのである。

顔半面を塗りつぶしたこの秘密をだれもしつてはゐないのだ。

夜は、盗まれた表情を自由に廻転さす痣のある女を有頂天にする。
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by hannah5 | 2013-05-26 21:06 | 詩のイベント | Comments(0)

訂正   


先日お知らせした詩画展の日にちが間違っていました。
正しくは、5/27(月)-6/2(日)、来週月曜日からです。
初日の5/27には夕方5.00 p.m.よりオープニングパーテイがあります。
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by hannah5 | 2013-05-20 15:43 | 詩のイベント | Comments(0)

「渦巻カフェあるいは地獄の一時間」 ~ 野村喜和夫・北川健次詩画集刊行記念展 ~   


現代詩の第一人者と、銅版画・オブジェの第一人者が切り結ぶ、
天才詩人A・ランボー像の解体と構築-変奏のアラベスク。


5月13日(月)から野村喜和夫さんと北川健次さんによるコラボ詩画集 『渦巻カフェあるいは地獄の一時間』 (思潮社)の刊行を記念して記念展が開催されています(本日まで)(於森岡書店)。この詩画集は、北川さんのカタログ・レゾネ 『Kenji Kitagawa -鏡面のロマネスク』 の作品を見ながら野村さんが詩を書き、野村さんがヨーロッパやアジアを旅した時に綴った作品を読んで北川さんが写真による作品を制作するという具合に、両方向からコラボレーションを進めていって出来上がった詩画集です。そして、17日(金)は野村さんと北川さんによるトークイベントがありました。

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朗読中の野村喜和夫さん


芸術作品の前に来ると、私の反応は2通りで、極端に饒舌になるか、またはまったく何も語らず寡黙になるかのどちらかで、夕べは後者でした。2人の作品のうねるようなオーラに当てられて、私の中で言葉は眠ったままでした。

追記
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by hannah5 | 2013-05-18 18:00 | 詩のイベント | Comments(0)