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詩と思想9月号   


詩と思想9月号で、私の個人詩誌Priceless (Vol.2)に詩誌評をいただきました。
評をしてくださったのは石川厚志さんです。
ありがとうございました。


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by hannah5 | 2014-08-29 17:32 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

残暑お見舞い申し上げます   


いつまでも暑い東京から、残暑お見舞い申し上げます。
今日は殊に暑くて、35度くらいだったんじゃないでしょうか。
先日、用事があってつくば(茨城県)まで行きましたが、湿度は少ないし、気温も2、 3度は低くて、あんな夏なら楽なのにと思いました。
日本のあちこちで大雨被害、土砂災害が頻発する中で、東京はここしばらく雨のないからからのお天気です。
そのせいか、裏庭のみょうがが枯れ始めました。
日本中、お天気がおかしくなっているこの頃、皆さまもどうかご自愛くださいね。


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氷水を飲み合うみーにゃとくろーにゃ

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by hannah5 | 2014-08-21 19:14 | ご挨拶 | Comments(0)

私の好きな詩・言葉(160)   


ひとりたび


海員倶楽部 という看板の建物が
遠く望め
ふと路地を曲がると アヒルと出会う

片言の ことばを温め
「この焼き飯(めし)を ひとり分 ください」

小さな屋台の椅子に腰掛けた
揚子江沿いの町

小雨が降れば
薄汚れたシャツの車引きが
 お乗りよ、
と私を呼んだ

揚子江は 煙っている

(神が そそがれたのか)なみなみと
鉄のように強い あの水の色に
時折 黄色人種の肌に似た
ほのかに 懐かしい色が混じりあう

その うねりは幼い頃に見た悪夢のように
ゆっくりと私の 魂を惹いた
広大な激流に
(ワタシハ イキテイル イキテイル)
と脈打ち 沸き立つものが ある

その夜は やさしい車引きの暮らす
ちいさな小屋に泊まった

木机に置かれた 蓋付き湯飲みには
鮮やかな赤い金魚が ふうわりと描かれ
ざらざらとした方言を話しては
お腹(なか)の底から笑う 小太りの奥さんが
炊事場で 焼飯(シャオビン)を 丸く きれいに焼いていた

裸電球が たったひとつ
疲れた車引きの 無精髯(ひげ)を照らせば
川の音と 寝息は
しっとりと重なりはじめる

羊水のような町に漂う
蒼い月夜の窓辺で
私は やっと目をとじた

(島田奈都子詩集 『からだの夕暮れ』 より)

ひと言
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by hannah5 | 2014-08-11 20:16 | 私の好きな詩・言葉 | Comments(0)

詩と思想詩人集2014   


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もうすぐ詩と思想のアンソロジー『詩人集2014』が出ます。総勢443名の詩人たちによるアンソロジーです。私も「未満」という作品で参加させていただきました。あとがきの一色真理さんの言葉がいいです。

「国民から知る権利と表現の自由を奪う特定秘密保護法が国会を通過し、集団的自衛権を否定してきた従来の憲法解釈が国会審議も経ずに閣議決定で一八〇度転換されるなど、日本は立憲民主主義の仮面をかぶった独裁国家と言われてもおかしくない、とんでもない国へと突き進んでいる。それに対し、言葉の力で立ち向かおうとする詩人は、常にひとりである。詩はひとりの人間の最も深い場所から出てくる言葉であって、集団や党派とはなじまないものだからだ。だが、詩人はひとりであり、単独者であるからこそ、圧倒的な数の暴力を超える力を持っている。「ひとり」であるとは「一人」であることとは違う。詩人とは、一とか多という尺度とは全く別の、一であることが世界全体と拮抗する言葉を語る者であるからだ。」(「編集を終えて」より)

編者  「詩と思想」編集委員会
発行所 土曜美術社出版販売
発行  2014年8月31日
定価  5,000円+税
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by hannah5 | 2014-08-04 16:46 | 投稿・同人誌など | Comments(0)