やがて、
2009年 01月 14日
感覚の鋭くなっていく先の研磨された先端
ひりひりする神経のそこに到達するまでの長い長い時間
夜になると繊毛の空気が騒ぎたち
じっと見つめる目の端から一滴の感覚が落ち
波状の振幅が次々と生まれるさまを待ちつづける
波状の振幅のあとから生まれる振幅のあとから生まれる振幅のあとから生まれる振幅のあ
とから生まれる振幅の
中心にある内なるふるえの生まれようもない核
その下を脈々と水は流れつづける
陽の当たらない地下での茫洋とした営みが
無関係ではいられなくなるほど流れつづけ
やがて、
と形容される時間の中の一点で
核が生み落とされる
常に新しくなり続ける時間の存在そのものが
人の記憶から忘れ去られる頃
生み落とされた核は一瞬のうちに成長を始め
産声と声変わりを同時に始めるのだ
そのように歴史は作られてきた
そのように歴史は作られていく
12日(月)は詩と思想の新年会でした。
うまく話をつなげられない私は、
いろいろな方と歓談するパーテイが実は苦手です。
でも、一色真理さんや森田進さん、小川英晴さんはじめ、
久しぶりにお会いした方々があたたかく迎えてくださり、
なんだかとても幸せな気分でした。
本当に久しぶりだったのに、
私のことをよく覚えていてくださってちょっと嬉しかったです。
声をかけてくださった方たち、ありがとうございました。
by hannah5 | 2009-01-14 23:49 | 作品(2009~)