友人
2005年 01月 25日
細い綱渡り
今度こそ大事にできるだろうか
かすかな期待が心に戻る
ひとがどうであれ
望んでももらえなければ
壊れるまで取るつもりなど
初めから私にはなかった
ひとが誰かの亭主でいても
ひとが誰かを恋人にしても
男としてのひとを愛するのではなく
仲の良い兄妹のように
おもしろい友人のように
人生の楽しいところで
良い香りを放ちながら
笑っていられるような
間柄になりたいと思っていた
風の吹くまま
気の向くまま
子供のように遊んでいるひとがいい
(1990.4)
by hannah5 | 2005-01-25 16:26 | 萌芽(before 1997)