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Uña Ramos   


Une Flute Dnas La Nuit

学生の頃、ウニャ・ラモスのケーナが好きで、毎日ウニャ・ラモスばかり聴いていたことがありました。
自分でもケーナを1本買い、ウニャ・ラモス気取りで毎日ケーナを吹いていました。
今はケーナを吹くことはなくなりましたが、ウニャ・ラモスのケーナは今でも心に響きます。

この曲は比較的新しい曲で、YouTubeで検索していて初めて聴きました。
ウニャさんのお父さんが亡くなった時に作曲した曲だそうです。

(画像はセキュリティがかけられていて取り込むことができませんでしたので、クリックしてお聴きください。)







ウニャ・ラモスに1度だけ会ったことがあります。今から20年ほど前、パリ旅行中のことでした。ウニャ・ラモスがパリに住んでいることは知っていたので、知り合いになったフランス人に彼の居場所を聞いてみましたが、誰に聞いてもわかりません。私は「ウニャ・ラモスに会いたい、ウニャ・ラモスに会わせてください」と神さまに祈り続けました。

パリ観光をしようと思い、メトロに乗っていた時のことです。偶然メトロに乗り込んできて私の隣に座った人がウニャ・ラモスでした。もう心臓はドキドキするし、顔はカッカと火照るし。でも意を決して"¿Es usted Uña Ramos?"(あなたはウニャ・ラモスさんですか?)と聞いてみました。すると、"Si"(はい)という答えが返ってきました。第二外国語でスペイン語を習ったにもかかわらず、出てきた言葉はそれだけで、ウニャさんはスペイン語とフランス語しか喋れず、私は英語なら大丈夫だったのですが、フランス語は知りませんでしたので、身振り手振りで何とか意思疎通を行いました。ウニャさんはこれからどこかへ行くところだったようで、自分についてきますかというようなことを聞いたのですが、ついて行く勇気がなくて、"No, gracias"(いいえ、ありがとう)と言って別れました。別れ際に私の手の甲にキスをしてくれました。あの時、観光旅行なんかほっといて、彼にくっついて行けば面白いことがあったのに、と今になって思います。

by hannah5 | 2013-04-19 17:39 | Music

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