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逝く季節   

僕は知らなかった
君の興味が簡単によそへ移ってしまったことを
君の声が聞けるだけで楽しくて
それで僕はすっかりその気になったけれど
君にとって それは
ただのどうってこともない時間だったんだね

僕は知らなかった
時間はいつかは変わってしまうことを
君はいつものように幸せな顔をして
僕に会いに来てくれるとずっと思っていた
けれど 君はいつのまにか面倒くさくなって
ずっと留守電にしたままになったね

いいよ ただの通りすがりでも
それで君が一時楽しい思いをしたなら
君の笑顔はあの時のまま
僕の心の中で輝いている
僕達は喧嘩をしたわけではないし
君が幸せならそれでいいよ

by hannah5 | 2004-09-07 04:31 | 作品(2004-2008)

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