人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ごく主観的な調和   


話していて面白いのは男
住んでみて面白いのは女
一緒に仕事をして面白いのは男
食事をして面白いのは男
―― 極上、大衆、あらゆる場において秀でた存在
歩いていて面白いのは女
―― ただし、泣かないという条件付きで
沈黙して面白いのは女
旅をして面白いのは男
歌を歌って面白いのは女
踊りを踊って面白いのも女
分解し組み立てて面白いのは男
この論理から引き出して、分析し構築して面白いのも男
涙を流して面白いのは女
―― 実際、涙は驚くほど男をうろたえさせる。横暴な男も涙には勝てない。
優しくて面白いのは男
―― ただし、ある一定の守備範囲の中で
上下に貫いて面白いのは男
―― いや、点と点の孤立した存在というべきか
左右連なって面白いのは女
―― 合い間を埋めていくのがお上手
新しさにおいて面白いのは女
―― 女はいつもとらわれない。生命を生み出すわけだから。
踏襲して面白いのは男
―― 保守と守備がかなりいい

引き出しをいくつ持とうか

引き出しをいくつ持つかによって決まる面白さの振幅
雌雄両方を交互に入れておく

by hannah5 | 2007-04-24 23:45 | 作品(2004-2008)

<< 声 出遭えたこと ― ある詩人に >>