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カテゴリ:投稿・同人誌など( 152 )   

新現代詩13号   


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新現代詩13号が発行されました(新現代詩の会編集、龍書房発行)。
「かげろう」で参加させていただきました。

13号の合評会は7月3日(日)午後1時半から、文藝学校で行われます。

by hannah5 | 2011-06-25 19:26 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

「焔」にご紹介いただきました   


「焔」(福田正夫詩の会発行)88号に、旋律26号に掲載した「灰色の眼」をご紹介いただきました。紹介してくださったのは長谷川忍さんで、詩誌紹介のページです。他に志田昌教さんの「旅~浦上聖女伝」と水無月科子さんの「みらい」も紹介してくださいました。ありがとうございました。

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by hannah5 | 2011-06-15 16:05 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

詩と思想   


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詩と思想4月号に山本みち子さんの詩集 『夕焼け買い』 (土曜美術社出版販売)の書評を掲載していただきました。

by hannah5 | 2011-03-28 23:36 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

そろそろねぐらに帰ります   


ゆっくり歩いていると
早く行けと言う
走りだすと
止まれユーターンしろと言う
引き返すと
ダメじゃないか右へ曲がれと言う
たぶん今度も怒られるから左へ曲がるよ
するとどこからともなくぶぉぶぉっという音がしたかと思ったら
上下斜め左右そこらじゅうから声が吹き出してくる
そうなんだよそうなんだよと反応していると
いちいち反応するなと言う
黙っていると
少しは言葉をしゃべろと言う
ひと言ふた言しゃべると
そんな寡黙でどうする今は多弁の時代だと言う
少ししゃべりすぎではありませんかと言うと
いやもっと長くしゃべろと言う
思いつくまま流していると
言葉は簡潔に短い方がいいと言う
そうですねと短く言うと
いつになったらお前は納得するんだと言う

少々退屈していたからあちこち駆け回ってきたが
錯綜と混乱が混ざり合ってそろそろ時間切れだ
もう帰るよと言うと
お前の家はどこなんだと聞く
ここをまっすぐ行くと右に折れる道があるから道なりにしばらく行くと三叉路になっているので真ん中の道を行くと突き当たりになるから左に曲がり一つ目を右に行くとぼんやりした空き地があってそれを突っ切ってさらに進み家が一軒見えてきたらまっすぐ進んで家の反対側まで行くと庭があって小さな灯りが灯っているのでそこで小さくぶぉぶぉっと言うのが玄関のチャイム代わりでそれが私への合図になりますと言うと
相変わらずわかりにくいやつだなそれでどうするんだと聞く
帰る支度をしますと言うと
どこへ行くんだと聞く
長すぎず短すぎず早すぎず遅すぎず右にも左にもそれず寡黙にもならず饒舌でもなく理解と納得が交差したあたりです
と答えておいた

(新現代詩12号掲載)

by hannah5 | 2011-03-23 00:53 | 投稿・同人誌など

新現代詩12号   


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新現代詩12号が発行されました。
2月20日発行の予定でしたが、編集の関係で遅れたようです。
早春の号に似合ううぐいす色の表紙です。
私は「そろそろねぐらに帰ります」を掲載していただきました。
この作品は詩と思想の入選作品ですが、推敲して手を加えました。

合評会は4月3日(日)午後1時半から、文藝学校で行われます。

by hannah5 | 2011-03-05 16:16 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

日本現代詩歌文学館   


岩手県北上市に日本現代詩歌文学館というのがありますが、そこでは明治以降の詩・短歌・俳句・川柳に関わる個人・合同の作品集、評論、研究所、随筆、その他関連図書、および詩歌総合誌、同人誌、会員誌、個人誌など、作者の有名無名を問わず収集しています。永年書庫で保存され、希望に応じて閲覧することができ、著作権の範囲内であればコピーもしてもらえます。(日本現代詩歌文学館資料より)。

「有名無名を問わず」とあるので、先日発行したPriceless を寄贈したところ、早速文学館から会員証や館報、お知らせなどが送られてきました。(寄贈すると自動的に会員登録されるらしいです。)館報は年3回発行で、送料として80円切手を送ると1回分を郵送してもらえます。館報には文学館の活発な活動の様子などが書かれていて興味深く読みました。

以前、もしやと思い、母の歌集 『水音』 が文学館に寄贈されていないか問い合わせてみたところ、槻の木の同人のどなたかが寄贈してくださっていたらしく、ちゃんと保管されていることを知り、嬉しかったことを覚えています。(母は槻の木の短歌会の同人でした。)

もし皆様のお手元にまだ寄贈していない詩集や歌集、句集、同人誌などがありましたら、日本現代詩歌文学館に寄贈されると喜んで受け付けてもらえます。自分の作品集がきちんと保管されて将来まで残るのは嬉しいことですね。

日本現代詩歌文学館:
〒024-8503 岩手県北上市本石町2-5-60
Tel 0197-65-1728 Fax 0197-64-3621
E-mail shiika@shiikabun.jp

by hannah5 | 2011-02-20 17:36 | 投稿・同人誌など | Comments(0)

詩誌 Priceless   


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個人詩誌Priceless
本日発売
定価500円
(携帯写真の感度が悪いので裏表紙だけお見せします)

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by hannah5 | 2011-02-11 15:01 | 投稿・同人誌など | Comments(4)

鼓膜をほぐして   


         もしかしたら
         言いたいことを忘れてしまった
         しばらく前から
         本当はたくさんあった
         言おうと思っていたこと
         言うはずだったこと

私の中で音がしていた
私が生成されたばかりの頃
細胞分裂が始まったばかりの核に近い球体の中で
初めて鳴った音
体の奥のどこか仄暗い所で鳴り続けていた
それからずっと

耳を澄ますことをどこかで見失った
雑踏の中を歩き回っているうちに
足元から立ち上ってくる雑音に気を取られ
喧騒の中から湧いてくる騒音に呑み込まれ
鼓膜がすっかり硬くなってしまった

右を聴くことは正しくなかった
左を聴くことも正しくなかった
もとより初めから

気を取られているうちに仮面が付いていた
その仮面を剥いで別の仮面を着けてみる
居心地がいいかどうかよくわからない
なんとなく仮面の顔になった気がする
不器用な手つきで仮面を剥がす
また別の仮面を着けてみる
どれかが私のオリジナル
のはず

鼓膜をほぐしてじんわりと
今も鳴っているはずの音に焦点を合わせて
聴く

(旋律26号所収)

by hannah5 | 2011-01-16 01:53 | 投稿・同人誌など

灰いろの眼   


滑っていく母の意識を撫でつける
今日はお風呂の日
忘れていたクリームを
顔じゅうに薄く引き伸ばして
そこはかとなくここに戻ってくる
底なし沼のように沈んでいた目の中に
やっと灯りがともる

それからわたしは
遊び疲れたイソギンチャクみたいに
ベッドの横のわずかな隙間に
どぼん、
と飛びこんで
しばらく漂っている

ほんとうは
ミルクいろした海の中にいるはずだったのに
今日の母は
洗いざらしの漂白したシーツを広げたまま
どこまでも沈んでいく

わたしは誰ですか

覗きこんだ海の中で
薄い灰いろの眼を見開いたまま
わたしの質問も沈んでいく

息継ぎを少ししてから
古い童謡をいくつか
油の切れた蓄音機みたいに歌う
小さなじゃんけんぽん!と
あいこでしょ!をして

わたしたちはゼリーのようにくっついたまま
ふつふつと
半透明の海の中

(旋律26号所収)

by hannah5 | 2010-12-28 12:28 | 投稿・同人誌など

旋律   


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旋律26号が出ました(長崎ラ・メールの会発行)。
私は「灰いろの眼」と「鼓膜をほぐして」で参加させていただきました。
招待作品は野木京子さんの「ウスズミ」です。

by hannah5 | 2010-12-26 00:38 | 投稿・同人誌など | Comments(0)